2018年現在、ジャグラーでガックンチェックを信じるリスクは高いです。
店側がガックンを仕込んで「設定を変更したように見せかける」だけにはとどまりません。
知り合いの専業(プロ)は、前日高設定だったジャグラーが朝一にガックンすると、むしろその台を打つのです。
そして、そのプロはジャグラーで高設定台をつかんでいます。(ただし、そのプロの台選びの根拠の中では、ガックンの有無は大した問題ではないようですが。。)
このページでは、最近のホールのジャグラーで朝一に「ガックン」した場合でも、そのガックンを信じてはいけない理由をまとめます。
また、現在ではまれな状況になりますが、逆にガックンを信じて打つべき状況もまとめました。
目次
ジャグラーのガックンにまつわる状況は大きく変わっている
最近のホールではジャグラーのガックンチェックによって高設定をつかめる状況はほぼないと考えるべきです。
数年前からそういった状況になりつつありましたが、ここ1~2年で、さらにガックンチェックの信頼性が下がっています。
主にマル〇ンとダ〇ナムの2大チェーンがガックンチェックを無効化し、そのマニュアルに他のチェーンが追随している感じです。
以下に、現在のホールのジャグラーで朝一の「ガックンチェック」を信じない方が良い理由をまとめます。
ガックンを信じてはいけない5つの理由
- 店側が朝一から高設定を打たれることを嫌っている
- 設定1がガックンして設定2・・
- 店側の「ガックントラップ」は今でも一応存在するが・・
- 設定変更以外でガックンする?!
- わずかに残ったガックン有効店にはプロが押し寄せる
ガックンを信じてはいけない5つの理由
店側が朝一から高設定を打たれることを嫌っている
店側が特定の人だけに朝一から高設定を打たせたくないことは、昔からのことです。
ですが、ここ最近はそれが顕著です。
その理由は、パチ屋のふところ事情にあります。
現在パチ屋業界は非常に苦しい状況です。
店は本当に細かいところまでコストカットを行っています。
「パチ屋は今ふところ状況が苦しいんだな~」と感じたことはありませんか?
パチ屋の緊縮財政は、高設定の投入方法に直結しています。
一人の人間に朝一から閉店まで高設定を打たれてしまうことは、他の客に不信感を抱かせます。
また、単純に店の赤字額を考えても、朝一から高設定を打たれるのと、夕方から高設定を打たれるのでは、倍くらいの赤字額にになるはずです。
現在のパチ屋では、苦しいふところ事情によって、厳格にガックンチェック対策を行っているところがほとんどです。
高設定の設定変更状況を垂れ流すような甘いパチ屋は、すでに潰れてしまっているところが多いのかもしれません。
設定1がガックンして設定2・・
以前のジャグラーの設定状況は、基本的にほとんどの台が設定1で、その中に看板台として設定5や設定6を入れる店が多かったです。
ですが、現在ではそのような分かりやすい設定配分を行う店は減っています。
設定2~設定3のような微妙な設定も豊富に使って、高設定が入っているように見せかけている店がほとんどです。
設定2~設定3程度でも、稼働率が高まれば、その中の数台は高設定と同じくらいボーナスを引く台が現れるからです。
そうなると、当然、設定1~設定3までの範囲内での設定変更が発生します。
前日が強烈に死んでいる台が朝一にガックンした場合でも、設定1から設定3に上げられただけかもしれません。
設定3ならまだしも、設定1から設定2に上げなのかも・・・
そして、こちらの方がよりあり得ることですが、設定2や設定3の爆発台を据え置きにした場合、前日の高設定台のガックンなしの据え置きに見えてしまうのです。。
現在のパチ屋では、ジャグラーでどんなにガックンチェックを行ったとしても、設定1・設定2・設定3の台の中で右往左往しているだけ、という状況になってしまう可能性があります。
店側の「ガックントラップ」は今でも一応存在するが・・
店が意図的なトラップとして、ジャグラーの設定1を同じ設定1へと打ち換える(設定変更する)ような騙しの手法は以前から存在します。
こうすれば、前日設定1の台が朝一ガックンして、その日も設定1になります。
そういった手法は今でも存在し、注意する必要があります。
ただ・・
現在では、露骨な「ガックントラップ」は減っているように感じます。
なぜならば、目の色を変えて高設定を朝一から狙っている客はほとんどいないので、そのトラップに引っかかる客もほとんどいないからです。
お昼くらいから、まだ0回転の台をのんびりと打つお客を、ガックントラップでカモってしまうのは店の本意ではないはずです。
現在のホールのジャグラーの不審なガックン状況は、「トラップ」というよりは「繊細な設定変更の結果」と考えるべきもののようです。
要するに、据え置き台を含めて、投入される設定配分自体が難解になっているので、ガックンをそのまま残しておいても、シマの設定配分は簡単には読めないようになっている、という感じです。
ガックントラップなど仕掛ける必要がない、と僕は解釈しています。
設定2~設定3などを上手に投入されたら、据え置きだろうが変更だろうが、シマ全体の設定配分が見えにくくなるのは必然です。
よって、設定変更を示唆するガックンは、そのまま残しておいても問題ないわけです。
設定変更以外でガックンする?!
最近のパチ屋のジャグラーでは、設定変更以外でもガックンする可能性があります。
「台の扉を開けて、強く閉めた場合」は、1回転目にリールが普段と違う動きをします。
リールは物理的なものなので、こうなってしまうのは当然ですよね。。
(厳密には、台の扉の開け閉めで起こるリールのブレと、設定変更で起こるリールのブレは違うものです。ですが、それを見分けるまでガックンに詳しくなることは難しいと思われます。)
この「台の開閉ガックン」も以前から存在しました。
ですが、以下の2つの点によって、最近の店ではこの「台の開閉ガックン」の影響が大きくなっています。
一つは、新しく登場するジャグラーの筐体が、全体的にあまりガックンしなくなっていることがあります。
特に、ファンキージャグラー以降に発売されたジャグラーの筐体は、ガックンしているのかしていないのか分からないレベルです。(厳密にはガックンしています。)
今でもギリギリ残っている古いジャグラー(例えば、初代アイムジャグラーなど)のガックンは、今見ると「ガックン」というよりは「リール逆回転」に近いくらい大きな挙動があるように感じます。
よって、昔のジャグラーの筐体では「台の開閉ガックン」と普通のガックンは簡単に見分けられたのですが、現在のジャグラーの筐体では、両者はなかなか見分けにくいです。
もう一つは、最近のホールは閉店後に、しっかりと全ての台の扉を開けて中をチェックするような店が多いことがあります。
これは不正(ゴト)対策として、しっかりと台の中をチェックする店が増えたことが原因です。
ほとんどの台が閉店後に扉を開閉されるので、それに伴って「台の開閉ガックン」が発生するのが当然の状況になってきています。
この二つの影響により、本来のガックンであるところの「設定変更のガックン」が見分けにくくなっています。
わずかに残ったガックン有効店にはプロが押し寄せる
ここまで説明したように、2018年現在のパチ屋では、ジャグラーのガックンチェックがあまり有効ではなくなっています。
そして、わずかに残ったオールドタイプのマニュアルで設定変更をする店には、ガックンチェックで高設定をつかもうとする専業(プロ)が必ず居ついてしまっています。
たとえ、高設定台の上げ下げがガックンチェックによって見破れる店であっても、ライバルのプロが多ければ、高設定をつかめる可能性は非常に低くなります。
プロ同士でも、他のプロが多い店は敬遠されます。
2018年現在の苦しいパチ屋の経営状況の中にあっては、ガックンチェックで即高設定がつかめるような店はほぼないと考えるべき最大の理由が上記のことになります。
パチ屋も苦しければ、それに寄生するスロプロも厳しいのです。
ガックンチェックだけで高設定の設定変更が見抜けるような甘い店には、すでに海千山千の専業が居ついていて、素人や僕のようなセミプロでは太刀打ち不可能なのです。
ちょっと酷い例なのですが、僕はガックンチェック用の出目を記録した後に、他の専業にその出目を1枚がけ1回転で意図的に変えられたことがあります。
そこまでやられたら、もうその店では打てませんよね・・・
というか、別にルール違反ではないですが、とても頭にきました・・・
その専業の車の車種とナンバーを今でも記憶してあることは、ここでは言う必要のないことかもしれません。。
現在でもガックンチェックが有効な状況
現在のパチ屋のジャグラーではガックンチェックがあまり有効ではありません。
ですが、限定的な状況ですが、ジャグラーでガックンチェックが有効な場合もあります。
それは以下のような場合になります。
現在でもガックンチェックが有効な状況
- 新規オープンやリニューアル直後のガックンチェック
- シマ単位で設定が変更されているガックンチェック
- ゲリラ的なガックンチェック
- 店の裏をかくガックンチェック
新規オープンやリニューアル直後のガックンチェック
新規開店やリニューアルオープン直後の間は、比較的素直にガックンチェックが可能な店が多いです。
なぜならば、そういった期間は店側のやることが多く忙しいので、ガックンチェック対策まで手が回らないことが多いからです。
店の大小に関わらず、店の経営側としては、台の設定を変える人の人数をなるべく少なくしようとします。
理想的には、設定変更のキーは1人だけに渡したいはずです。
設定変更のキーは、店の出玉を変えるためのキーです。ある意味で、金庫の扉の鍵のようなものです。
設定変更をする人間が、本来の予定とは異なる不正な設定変更をして、その情報を知り合いに教えて打たせるといった事件は、過去に数えきれないくらい起こっています。
こういった理由から、店の経営側は、設定変更をなるべく一人ないしは少人数に行わせようとします。
なので、新規開店やリニューアルオープンなどの多台数の設定変更をしなければならない状況では、設定変更する人手が足りなくなり、ガックン対策まで手が回らない状況が往々にして発生します。
そして、新規開店やリニューアルオープンなどでは、普段より高設定の入る可能性が格段に高くなるので、そのガックンチェックから予想される上げ下げも、また分かりやすいものになる可能性が高いです。
新規開店やリニューアルオープン直後の店で、設定1から設定2へ変更する店などは、どんだけだという話になります。。
シマ単位で設定が変更されているガックンチェック
ガックンチェックによって、1シマ全台が設定変更されていることが確認できた場合は、そのシマの台はチャンスになります。
特に、1シマ全台のガックンが「たまに」起きることならば、シマの中には普段存在しない高設定が存在することは確かだと考えるべきです。
大した設定も入れていないのに、1シマ全台の設定変更を行う奇特な店はあまりないです。
逆に、設定5や設定6クラスの「確実に出す設定」を投入したい時には、ガックンチェック対策をしっかりやる店がほとんどです。
1シマ全台がガックンした場合は、少なくとも「しっかりとしたガックンチェック対策」が行われていることが確定し、それはそのシマにチャンスがあることも確定します。
悲しいことですが、現在のホールのジャグラーの状況を考えると、「このシマには確実に1台は高設定が入っている」ということが分かるだけでも、通常よりは良いチャンスのあるシマだと言わざるを得ないわけです。
そのような状態ならば、微妙な数値の台でも打ってみる価値が出ることになります。
ゲリラ的なガックンチェック
普段の営業で、朝一にガックンチェックなどする人がまったくいない店では、最初の1回だけは「ガックンチェック→即高設定ゲット」となる可能性があります。
ガックンチェックをする人がまったくいないのならば、設定を変えている主任クラスの人間もガックンチェック対策をサボっている可能性があるからです。
僕は、こういった感じでガックンで即高設定ゲットの経験が何度もあります。
そして、その場合はお決まりのように、次の日からはしっかりとしたガックンチェック対策か、ガックントラップが始まります。。
設定を変えるのは人間ですから、こういった状況が生まれるのも当然かもしれません。
こういう場合は、「~~日後に、またゲリラ的にガックンチェックをしに行く」という、泥臭い駆け引きを設定を変更しているパチ屋の主任としてみるのも面白いかもしれません。。
店の裏をかくガックンチェック
これは、冒頭でふれた「知り合いの専業(プロ)は、前日高設定だったジャグラーが朝一にガックンすると、むしろその台を打つ」というような話です。
簡単に言えば、その店の癖を読んでガックンを見ているということです。
ホールによって癖はマチマチです。
同じ「前日死亡台のガックン」だったとしても、例えば「前日のシマ全体の割数が大きく店の黒字だった場合のみ、死亡台のガックンには高設定が入る」などの癖がある場合がります。
「アイムのガックンは信じられるけれど、マイジャグのガックンはブラフ」という店もありました。
先ほどの「ゲリラ的なガックンチェック」の話に近くなりますが、「三日以上同じジャグラーのシマで勝っていると、ガックントラップが始まる」という店もありました。
パチ屋にはそれぞれ高設定の投入方法の癖がありますが、ガックン対策にもパチ屋それぞれの癖があります。
ガックンチェック対策の癖が読めた場合は、有利にジャグラーの台選びができる状況が生まれる可能性があります。
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