ゴーゴージャグラーを設定判別ツールにかけることは危険です。
ボーナス回数をもとに、自分で設定判別(推測)することも、やはり危険です。
なぜ「ゴージャグは普通に設定判別すると危険」なのかを知れば、その危険を避けることによって、ゴージャグでの勝ち方も見えてきます。
このページでは、ゴーゴージャグラーの実践的な設定判別方法を解説します。
目次
ゴーゴージャグラーを設定判別する時の危険性
ゴージャグを「普通」に設定判別してしまうと、見当はずれの推定設定になる可能性があります。
よくある「設定判別ツール」は、BIG®出現率と総回転数から、自動で設定判別をしてくれる便利なツールです。
ですが、それらの「設定判別ツール」は、実は特別なことは何もしていません。
自動で設定判別してくれるのはありがたいことですが、単にボーナス出現率が良ければ高設定の可能性が高いよ!ということを高精度で素早く計算してくれているだけのことです。
ツールを使っての設定判別は、自分でボーナス出現率から設定判別(推測)することと、本質的には何も変わりません。精度と速さの問題だけです。
僕はこのページで「設定判別ツールなんか使えないぞ!」と言いたいわけではないです。
そうではなくて、自分で設定判別しようが、ツールを使おうが、ゴーゴージャグラーは普通に設定判別(推測)をしたら危険だ、と言いたいのです。
その理由は以下のようになります。
⇒ゴーゴージャグラーはスペックが強烈に片寄っている特殊なジャグラーだと言える
⇒それにともなって、ゴーゴージャグラーは店側が入れる設定が強烈に片寄っているジャグラーだと言える
⇒他のジャグラーと同様に普通に(ツールを使って)設定判別すると、実際の設定とはかけ離れた推測設定になってしまう
ゴーゴージャグラーの強烈に片寄ったスペック
BIG | REG | 合算 | 機械割 | |
設定1 | 1/270 | 1/364 | 1/155 | 97.96% |
設定2 | 1/269 | 1/336 | 1/149 | 99.20% |
設定3 | 1/266 | 1/318 | 1/145 | 100.36% |
設定4 | 1/260 | 1/284 | 1/136 | 102.91% |
設定5 | 1/255 | 1/255 | 1/128 | 105.33% |
設定6 | 1/243 | 1/243 | 1/121 | 108.34% |
当サイトで何度も強調していることですが、ゴーゴージャグラーの設定1は現役のジャグラーシリーズの中で最強の設定1です。
BIG確率、REG確率、合算確率、機械割、全てがジャグラーシリーズの設定1の中では、抜群に良い数値になっています。
ゴージャグの設定1の合算確率1/155という数値などは、他のジャグラーでは設定3クラスの場合が多いです。
アイムジャグラーの設定3の合算確率⇒1/156.04
ファンキージャグラーの設定3の合算確率⇒1/155.7
スーパーミラクルジャグラーの設定3の合算確率⇒1/156.04
合算確率1/155あれば、少し調子よく引いたら、合算ボーナス出現率はすぐに1/130くらいになっちゃいまよね。。
合算が1/130というのは、他のジャグラーだと設定5以上の数値の場合がほとんどです。
このように、ゴージャグの設定1のボーナス確率は、ジャグラーシリーズの設定1にしては極端に高いです。
機械割に関しては、ゴージャグは全設定でぶどう確率が悪いので、「設定1が他のジャグラーの設定3並み」ということはありません。(それでもゴージャグの設定1は、機械割もジャグラーシリーズの設定1の中では最強クラスです。)
つまり、ゴージャグは設定1でも店の利益は出にくい台、だと言えます。
と、なると・・・
実際のホールで、ゴーゴージャグラーがどういった設定配分になるのかは、もう簡単に予想ができるのではないでしょうか?
ゴーゴージャグラーの強烈に片寄った設定配分
お分かりの方も多いと思いますが、ゴーゴージャグラーは他のジャグラーに比べて、圧倒的に設定1が多いです。
ゴーゴージャグラーの設定1は、他のジャグラーの設定1に比べて甘いスペックです。
ゴーゴージャグラーの設定1は他のジャグラーの設定1より店の利益が出ないので、ゴージャグは設定1ばかりになってしまうのも当然かもしれません。
また、もう一つ、ゴージャグの設定1が多く使われる理由があります。
その理由は、ゴージャグの設定1は他のジャグラーの設定1よりも、高設定だと勘違いされやすい、ということです。
ゴージャグの設定1は他のジャグラーの設定1よりボーナス確率が高いわけですから、まぐれ噴きなどで、設定1が高設定に見えてしまう可能性も、他のジャグラーより高いわけです。
ゴージャグは、本物の高設定を入れなくても、稼働さえつけば設定1が高設定に見えてしまう可能性がある。
このようなことがあれば、当然、ゴージャグの高設定投入率は、他のジャグラーの高設定投入率より低くなります。
高設定が少なくなるので、相対的にゴージャグの設定1の割合は高くなります。
最近はマイジャグなどで設定2~設定3をフェイク設定として投入するホールが増えています。
設定2~設定3は、高設定をすぐに見つけられないようにするためのフェイク設定です。
そういうフェイク設定も、ゴージャグにはほとんど入りません。
設定1ですら高設定に見えてしまう可能性のあるゴージャグなのですから、わざわざ設定2~設定3で「フェイク」など入れる必要がないわけです。
「ゴージャグにはフェイク設定がいらない」という理由からも、ゴージャグは設定1の比率が高くなってしまいます。
台数が少なく稼働が低い「死にシマ」になっているジャグラーを除けば、ここまで設定1の割合が高くなってしまう理由を兼ね備えたジャグラーは他にはないです。
ゴーゴージャグラーの実践的な設定判別方法
ゴージャグの実践的な設定判別の方法としては、普通に設定判別をする前に、まず高設定がそのシマに入っているかどうかの判別をすることです。
高設定が入っているかどうかの判断は、次のような基準ですべきです。
- 過去にその店のゴージャグで5000回転以上回っていて高設定っぽい台があったか。
- その店は優良店かどうか。その日は強い日(リニューアルや新装開店、特定の数字の日など)かどうか。
- 他のジャグラーに高設定らしき台があるかどうか。
- ゴージャグのシマ全体のボーナス出現率の平均は設定1より高いかどうか。
上記のチェックポイントで、少なくとも2つ以上が当てはまって欲しいところです。
先ほど説明したように、ゴージャグは設定1の台数が圧倒的に多いジャグラーです。
下手をすると、全台設定1の可能性もあります。良くても、「ほとんど設定1の台の中に、設定4~設定5が数台入っている」くらいだと思っておくべきです。
まずは、全台設定1のシマを避けることが、ゴージャグで設定判別をするための条件です。
上の条件をクリアしたら、あとは普通にボーナス出現率から設定推測すればいいのですが、ゴージャグはBIG出現率をほぼ無視して、REG出現率だけで設定推測をすべきです。
後ほど、スロマガのツールでの例を出しますが、ゴージャグは基本的にBIG出現率が高くても、高設定の可能性は高くなりません。
もの凄くたくさんBIGを引いた場合に、設定6の可能性が少し上がるだけです。
使われる可能性の低い設定6の数値が上がるよりも、使われやすい設定4や設定5の可能性が上がる方が重要ですし、設定1の可能性が下がることの方がもっと重要です。
そのためにはREG出現率が少しでも良い台を選ぶべきです。
冒頭のボーナス確率表をみてもらえれば分かりますが、ゴージャグは設定1~設定5までのBIG確率の差は微小です。設定6のみ、頭一つBIG確率が高くなっています。
こういった理由から、ゴージャグはREG出現率を中心に(REG出現率だけを見て)設定判別をすべきです。
さらに、ツールを使うにしろ、ボーナス出現率を頼りに自分で台を選ぶにしろ、実際にゴージャグを打ち始める時には注意点があります。
高設定のゴージャグを狙って設定判別する場合の注意点を次の項目にまとめました。
ゴーゴージャグラーで設定判別ツールを使う場合の注意点
ゴージャグで設定判別ツールを使ったり、自分でボーナス出現率から自分で設定判別することは、必ずしもいけないわけではないです。
ポイントさえ押さえれば、ツールもボーナス出現率も有用な設定判別要素です。
そのポイントとは、主に2つです。
ゴーゴージャグラーのツール&ボーナス出現率で設定判別するポイント
- 台と台の比較のみにツールを使用する。台と台の比較のみにボーナス出現率を利用する。
- 大幅に余裕をもって(控えめに)設定推測をする。
例えば、3000回転でBIG10回・REG14回の空き台と、同じ3000回転でBIG22回・REG10回の空き台があったとします。
どちらを打つか、悩ましくはないですか?
ゴージャグはREG重視で台を選ぶべきだとは分かっていても、さすがにBIG出現率の差がここまであったら、BIG22回・REG10回の方が設定推測値が良くなりそうな気もしませんか?
スロマガのツールにかけてみると、以下のようになりました。
結果から言うと、BIG10回・REG14回の台の方が良いことになります。
BIG22回・REG10回の台の方が、設定6の可能性が約2.5%くらい高いと出ています。
ですが、設定1~設定3の可能性は低く、設定4~設定5の可能性は高いBIG10回・REG14回の台の方が良いでしょう。
ゴージャグで一番使われる設定1の可能性が低いことと、高設定として使われる可能性が高い設定4と設定5の可能性が高いことが重要です。
使われる可能性の低い設定6の数字が高くても、あまり意味がないです。
ツールの使い方はこれでいいです。どちらの台の方を打てばいいかな?という確認のためにツールを使うのはオッケーです。
ただし、実際の店で、3000回転でBIG10回・REG14回の空き台があったとして、その台の高設定の可能性が「設定4=19.60%+設定5=25.71%+設定6=25.55%」=「70.86%」もあると思うのは間違っています。
ことゴージャグに関しては、とにかく低めに高設定の可能性を見積もるべきです。
店が優良店かボッタクリ店かにもよりますが、ツールから出てきた数字マイナス20%~マイナス30%くらいが妥当な数字だと思われます。
実際に、僕がゴージャグを打つ場合でも「3000回転でBIG10回・REG14回」台を打つかどうかは、店や状況によります。
通常営業の知らないホールでは、僕は「3000回転でBIG10回・REG14回」というゴージャグは間違いなく打ちません。
設定1でも稼働さえつけば、3000回転でBIG10回・REG14回くらい引く台が出てきてもおかしくないからです。
ただ、その店やそのシマに高設定が入っていると思われる根拠があれば、3000回転でBIG10回・REG14回のゴージャグは一転して狙い目の台になります。
ホールの状況の把握などは、なかなか難しいことなので、現実的には「大幅に余裕をもって(控えめに)設定推測をする」ことが重要になります。
「3000回転でBIG10回・REG14回」はツールで高設定の可能性が約70%と出たわけですから、何も知らない店なら、そこから30%引いて「高設定の可能性は40%」だと思っておくべきです。
少し打ってみて、「ツールで高設定の可能性が50%」(マイナス30%で高設定の可能性20%)になったら危ないからヤメ、くらいがちょうど良いかと思います。
ゴージャグのフリーズ+単独チェリー(追記)
実はゴージャグには「単独チェリー」というフラグがあって、そのフラグにはそれなりの設定差があります。
なので「単独チェリー」も設定推測要素に加えるべきなのですが、めったに出現しないプレミアフラグな上に、100%見抜けるわけではないので、このページでは触れませんでした。
ただ、場合によっては「ほぼ単独チェリー」だと言える場合もあります。
それは3秒フリーズと同時にチェリーが出た場合や、特定の出目でペカった場合です。
「単独チェリー」を確認する方法や、確認出来た場合の設定推測に与える影響などは、こちらに詳しくまとめていますので、興味のある方はぜひご覧下さい。
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