ジャグラーの実践的な機械割を解説-高設定をつかむための機械割表の見方

ジャグラーの機械割って意味ないと思いませんか？

機械割を覚えると、ジャグラーが勝てるようになるのでしょうか？

でも、気になりますよね。。

僕の知り合いのジャグラーの専業(プロ)たちは、ジャグラーの機種ごと、設定ごとの機械割にめちゃくちゃ詳しいです。

なので、ジャグラーの機械割は、ジャグラーを勝つためには重要な要素であることは間違いないと言えます。

まあ、最近は台の横に機械割表が置いてあるので、毎日ジャグラーを打つ専業は暇だから機械割表を覚えているだけ、ということもあります。。

実は、ジャグラーの機械割をそのまま覚えてもあまり意味がないのですが、機械割の中の重要部分(＝実践的な部分)は覚える価値があります。

ジャグラーの機械割はすべて丸暗記せずに、ポイントをしぼって部分的に覚えることで、実践で高設定を取るための手助けになります。

まあ、知り合いの専業には全設定の小数点以下２桁まで丸暗記している人もいますけどね。。暇ですからね。。

このページでは、ジャグラーの機械割が基本的には実践で役に立たない理由を説明します。

そして、その逆に、役に立つ部分だけをピンポイントで抽出して解説していきます。

ジャグラーの機械割が実践で役に立たない理由

「マイジャグラー４の設定６の機械割はスロマガだと111.58%か！　取れたら大勝ち間違いなしだな！」

と妄想することはスロットの醍醐味とは言えます。

ただ、妄想とは別に、地道に高設定(設定４～設定５)を取ってジャグラー収支をプラスにしようと思う場合は、現実を見ましょう。。

ジャグラーの機械割をそのまま覚えても役に立たない理由は、ズバリ「店側がジャグラーの機種ごとに設定配分を変えている」からです。

要するに、「マイジャグラー機械割が高いから設定４しか入れない」とか、「アイムジャグラーは機械割が低いから設定５を何台か入れよう」とか、そういった調整を店側がするわけです。

もし、店側が全てのジャグラーに設定１から設定６までを均等配分で入れたとしたら、機械割表を見て、機械割が高いジャグラーを攻めれば良いことになります。それが正解です。

ですが、そんな店は絶対に存在しません。

店側は客側よりもはるかにジャグラーの機械割に敏感です。

店の赤字や黒字に直結する数字なのですから、当然と言えば当然のはずです。

例えば、「マイジャグラーの高設定の機械割が高い」などということは百も二百も承知の上で、マイジャグの設定配分をしてくるわけです。

こういった理由から、ジャグラーの機械割の表は、そのまま覚えても意味がないことになります。

また、このことが「ジャグラーの機械割は意味がない」と思えてしまう理由です。

実際に投入される設定の機械割だけ覚える

ゴージャグのような設定１の機械割が高い機種は、設定２を入れる意味がほとんどありません。

店によっては、設定３もほとんど使われないかもしれません。

なので、ゴージャグの設定２と設定３の機械割を覚えても、ほとんど意味がないです。

このように、ジャグラーは機種ごとに、店側に使われやすい設定があります。その設定以外の機械割を覚えても意味がないです。

意味がないどころか、設定判別が曖昧になってしまう分、デメリットがあると言えます。

「マイジャグは設定４でも１０４％あるから、粘る価値があるな。」とか、「スーパーミラクルジャグラーの設定１は機械割が凶悪だから、少しでも合算が悪くなったら即止めよう」などは、非常に実践的なジャグラーの機械割の利用方法です。

閉店時にマイジャグの設定４くらいの数字になっている台は、実際のホールでよく見かけます。

なので、マイジャグのBIG＆REG出現率がそこそこ良い台が設定４だろうと期待して打つことはとても現実的で、その場合の１０４％という機械割は重要です。

また、スーパーミラクルジャグラーは、設定４～設定６までの区別が非常に難しいジャグラーです。

つまり、スーパーミラクルを打つ場合は、「高設定なのか、低設定なのか」というアバウトな設定判別で押し引きをする必要があります。

なので、打っているスーパーミラクルが低設定だった場合に、最悪の場合(＝設定１の場合)どのくらい低い機械割なのかを知っておくことも実践的に重要です。

これらの理由により、「マイジャグの設定４」の機械割と「スーパーミラクルジャグラーの設定１」の機械割は、覚える価値のある機械割だと言えます。

逆に、設定６の機械割が高い機種ばかりを覚えて「このジャグラーの機種を打つ理由は設定６の機械割が高いから！」というような考え方は、実践的とは言えません。

設定５～設定６の機械割が高い機種では設定５～設定６は取りにくい(店側に使われにくい)です。

設定５～設定６の機械割の低い機種は設定５～設定６が取りやすい(店側に使われやすい)です。

なので、実践的には、マイジャグの設定６の機械割を覚えるよりも、アイムの設定５の機械割を覚える方が有用です。

(マイジャグの設定５の機械割は覚える価値があり、アイムの設定６の機械割は覚える価値が低いです。これらについては後述します。)

夢がないと思われるかもしれませんが、大丈夫です。安心して下さい。

もしマイジャグの設定６取れたら、機械割が何％だとか関係なくらい凄いことになりますから。。

ジャグラーの機械割はボーナス確率とセットで覚える

機械割はボーナス確率とセットで覚えるべきです。特にREG確率と一緒に覚えると良いです。

「ボーナス確率から設定を判別(推測)する」→「その設定の機械割で粘るかどうかを考える」というのが、一般的なジャグラーの機械割の使い方です。

ただ、ジャグラーの実践的な機械割に注目すれば、「この店はマイジャグラーに機械割１０７％の設定５を入れている」→「しっかり機械割の高い設定を入れているのだから、他のジャグラーもそれなり設定を入れるはず」→「ゴージャグは設定が分かりにくいけれど、この店なら設定５くらい入れる可能性が高いから打てる」、という予想も成立します。

上記なような店では、ゴージャグの良い数字の台をハイエナする価値が出てきます。

(ゴージャグは非常に設定が分かりにくいジャグラーなので、こういった店の意図を読むことをしない場合は、勝ちにくい機種だと言えます。)

実践的な機械割に注目すれば、実践的な設定判別(推測)も可能になるわけです。

各ジャグラーの実践的な機械割

ジャグラーの機種別に実践的な機械割を解説します。

機種によってかなり違います。違いに注目してみて下さい。

マイジャグラーの実践的な機械割

マイジャグラーで覚えるべき機械割は、設定１・設定４・設定５の機械割です。

設定２の機械割も重要なのですが、「マイジャグラーの設定２と設定３は、ほぼ機械割１００％のトントン収支の設定」と覚えておけばいいです。

マイジャグラーの設定１の機械割は、非常に低いです。

それに対して、設定４と設定５の機械割は、ジャグラーシリーズの設定４と設定５としては、抜群に高いです。。

多くの店では、マイジャグは設定１で黒字を出して、設定４か設定５で出玉を還元します。

マイジャグの看板台が設定４という店はショボい店です。しっかりとマイジャグに設定５を使っているかどうかを見極められれば、その店のマイジャグでとても有利に立ち回ることができるようになります。

マイジャグで勝ちを目指すならば、設定１⇔設定４＆設定５を見分けて、なんとしても設定４か設定５を打つ必要があります。

マイジャグはREG確率の差が大きいので、主にREG出現率を基準に設定判別をすべきです。

ただ、中には設定判別を難しくするために(＝客に高設定が入っていると見せかけて稼働を上げるために)、設定２や設定３を入れてくるホールも少なくないです。

マイジャグの高設定域の高い機械割を餌にして、設定１から設定３までの低設定で客からボッタくろうとする店への対抗策は、こちらにまとめていますので興味のある方はご覧ください。

マイジャグラーの高い機械割に騙されるな！マイジャグの注意喚起と対応策のまとめ

マイジャグラーの高い機械割に騙されるな！マイジャグの注意喚起と対応策のまとめ

アイムジャグラーの実践的な機械割

アイムジャグラーで覚えるべき機械割は、設定１と設定５の機械割です。

僕の経験上、アイムは「設定１or設定５」という設定の入れ方をしている店が非常に多いです。

アイムの実践的な設定は「設定１or設定５」で、たまに設定２～設定４を混ぜるホールがある、程度だと思います。

アイムの設定１の機械割は低いので、全力で避けるべき設定です。

アイムの設定５は機械割が約１０４％です。

アイムの設定５は現役のジャグラーの高設定の中で１番取りやすいと言っても過言ではないくらい、ホールによく存在する高設定です。

また、アイムのREG確率を見てもらえれば分かりますが、アイムの設定５のREG確率は良好で、設定４と比べても十分に差があります。設定５と設定１のREG確率は雲泥の差です。

アイムジャグラーの設定５の機械割１０４％という数字は、全てのジャグラーの高設定の基準になるかと思います。

「アイムの設定５より機械割が高い」設定なら、美味しい設定だと思っていいかと思います。積極的に打つべき設定です。

「アイムの設定５より機械割が低い」設定なら、様子を見ることをおすすめします。(なぜならば、そういう設定を打つくらいなら、堅実にアイムの設定５を打った方がマシだからです。)

なお、アイムジャグラーの設定６は、ボーナス確率がほぼ設定５と同じです。

ですが、設定６はぶどう確率が設定５より高いので、機械割も設定５より高くなっています。

現在のホールでは、アイムの設定６は非常に稀な設定になってしまっているので、機械割も特別に覚える必要はないです。

ゴーゴージャグラーの実践的な機械割

ゴーゴージャグラーで覚えるべき機械割は、設定１と設定４、設定５の機械割です。

先ほど少しふれましたが、ゴージャグでは、設定２と設定３が使われる可能性は非常に低いいです。

また、ゴージャグの設定１の機械割は、 ジャグラーシリーズの設定１では最高クラスの高さです。

設定５の機械割は、アイムの設定５の機械割より１％程度高くなっています。

なので、ゴージャグの設定５は打ちたいところなのですが、設定４との区別はなかなかつきません。

ゴージャグを打つ場合は、設定５以上を狙いつつ、設定４以上ならばまあ良し、とするしかないです。

また、ゴージャグの設定６はマイジャグの設定６とほぼ同じボーナス確率です。

なのに、ゴージャグの設定６の機械割は、マイジャグの設定６の機械割に比べて３％も低くなっています。

これはマイジャグのぶどう確率が優秀なのに対して、ゴージャグのぶどう確率が非常に悪いためです。

しかし、ゴージャグの設定６はボーナス確率だけを見れば、ジャグラーシリーズのトップクラスになるので、打っていれば高設定だと気づく可能性は高いです。

よって、ゴージャグの設定６は、ボーナス確率や機械割を特別に意識する必要はないです。

設定５を狙って、その延長線上に設定６があり「設定６だったらラッキー」と思っていれば十分です。

スーパーミラクルジャグラーの実践的な機械割

スーパーミラクルジャグラーは北電子から正確なぶどう確率などが発表されていないので、それにともない正確な機械割が不明なジャグラーです。

ただ、北電子発表のホール機械割(実際の全ての客が打った場合の予想される機械割)は、上のようになっています。

そこから逆算して、このページの他のジャグラーの機械割(スロマガのシミュレート値)に合わせると、

設定１→約97％　設定４→約103.5%　設定５→106%　設定６→約110%

にと予想できます。

スーパーミラクルの設定１は低めの機械割です。設定５と設定６はまずまず高い機械割です。

ただ、スーパーミラクルの機械割は設定４が微妙なんですよね。。

そして、実践上「スーパーミラクルの設定４くらいのボーナス出現率の台」は非常に良く見かけます・・・

しかも、ボーナス確率を見てもらえれば分かりますが、スーパーミラクルは設定４～設定６までの設定判別が非常に難しくなってます。

REG確率が、設定４＜設定６＜設定５、となっていて、ほとんど差がないのです。設定１～設定２のREG確率は非常に低くなっているのですが。。

以上のことから、スーパーミラクルジャグラーは、合算ボーナス出現率を重視して台選びをして、「設定４以上はあるだろう」という台を打ち続けるしかないジャグラーです。

しかし、実践上の狙い目設定になる設定４の機械割が103.5%と、微妙な数値です。。

スーパーミラクルジャグラーはいかんともし難いジャグラーの機種です。そのことが機械割にも表れているジャグラーだと言えます。

ファンキージャグラーの実践的な機械割

ファンキージャグラージャグラーは、どの設定も高めに設定されている、非常に優秀なスペックのジャグラーです。

低設定も中間設定も高設定も、それぞれにジャグラーシリーズの低設定、中間設定、高設定として、かなり高い機械割になっています。

よって、特別に覚えるべき設定の機械割はないですね。。

また、ファンキージャグラーは設定台数がジャグラーシリーズの中では少ない方です。

設定台数が少ないことと、元々のスペックが優秀なことが相まって、ファンキージャグラーは高設定が使われにくい不遇のジャグラーだと言えます。

ファンキージャグラーは「全ての設定の機械割は高いけれど、その分高設定が入りにくいジャグラー」と覚えておけば問題ないかと思います。

ファンキージャグラーでは設定６はほとんど見かけたことがありません。

ですが、一度だけファンキージャグラーをすさまじく出している店をみました。

僕はその店で打ったのですが・・・設定６を取れたかというと・・・

その様子はこちらにまとめましたので、興味のある方はご覧ください。

ファンキージャグラーの設定６に挟まれた話-ファンキージャグラーの設定判別は難しいです

ファンキージャグラーの設定６に挟まれた話-ファンキージャグラーの設定判別は難しいです

ハッピージャグラーの実践的な機械割

ハッピージャグラーの設定１の機械割は95.70%と非常に低くなっています。

適当に打っていると、かなり負けてしまうジャグラーの機種と言えますが、その分高設定も入りやすいジャグラーとも言えます。

ただ、ハッピーをそれなりの台数設置している店でないと、高設定を使っていない可能性もあるので、気を付けてください。

僕の経験上では、ハッピージャグラーは高設定として設定５(機械割106%)が使われる場合が多いです。

設定４でも102.8%と機械割が低いことと、設定１の機械割が低い機種なので店の黒字が出しやすいことが、設定５が使われる理由です。

ですが、ハッピージャグラーは発売から期間が長く、多くのホールではメイン機種となっていないジャグラーです。

ハッピージャグラーには全く高設定が入っていない可能性もあるので、ボーナス出現率が良い台だけを慎重に打つことをおすすめします。

ジャグラーの実践的な機械割・まとめ

ジャグラーの機械割は、実際にホールで使われやすい設定の機械割を覚えるべきです。

ジャグラーの機械割はボーナス確率(特にREG確率)とセットで覚えると効率がいいです。

店が客から利益を上げる設定の機械割と、看板台として客に還元する設定の機械割を覚えて、そのジャグラーを打ち続けるのか止めるのかの押し引きを考えるべきではないでしょうか。