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ジャグラーは確率通りに出ない?
ジャグラーはあまり確率通りには出ません。これは確率的な事実です。
大ざっぱに計算してみます。
ジャグラーシリーズでは、設定5の台をチェリー狙いで回せば、大体どの機種も106%前後の機械割になります。(アイムは例外)
また、ジャグラーを1日中回したとして、7000回転とします。
機械割106%の台を7000回転回して、確率通りに出た場合は期待値で差枚数が1260枚になります。
これが「確率通り」です。
次は、逆に考えて「期待値通り(確率通り)になる可能性」を計算してみました。
ツールで計算してみたところ、ジャグラーシリーズの設定5(106%と仮定)を終日(7000回転)打った場合、結果が1000枚~1500枚のプラスになる確率は10%~15%くらいでした。
つまり、ジャグラーの高設定を1日中打って、おおよそ確率通りに出る可能性は10%~15%だと言えます。
終日たっぷり打っても、大体確率通りに出る確率が10%~15%なのです。
よって、半日~数時間程度しか打たない場合は、これよりももっと荒れます。
これは高設定のジャグラーで計算した場合ですが、低設定で計算しても同じです。
ジャグラーは、高設定を打って機械割通りに勝てる可能性はかなり低いですし、低設定を打って機械割通りに負ける可能性もやはり低いです。
確率的に計算するとそうなります。
確率通りに出ないのなら高設定を打っても意味がない?
上記のように、ジャグラーはあまり確率通りには出ません。
では、「高設定を打っても意味がないの?」と聞かれたら、僕は違うと答えます。
ジャグラーは確率通りには出ませんが、BIGやREGを多く引いている高設定らしき台を打つことは重要です。
矛盾している話に聞こえるかもしれませんが、実はこれは矛盾していません。
少し偉そうな言い方をさせてもらうと、そもそも「確率」というものを正確に理解するのはとても難しいことです。
僕だって正確には理解できていません。
少なくても高校で習うレベルの数学では、確率の本質的な部分は説明されないはずです。高校数学では、ただ確率の計算方法を習うだけです。
スロットを打つ多くの人が「確率」というものを正確に理解していないのに、「設定6のBIG確率が~」とか「スロットは確率通りに出るとは限らないよ」など、当たり前のように「確率」という言葉を使います。
僕を含めたほとんどのスロッターは、大学の数学で確率の正確な定義を学んだわけでもないのに、言葉のイメージから来る想像で「確率」という単語を使っています。
(余談ですが、天気予報の「降水確率」は、もっと多くの人が「確率」というものを知らないはずなのに、イメージだけで「確率」という言葉を使っていると言えます。)
先ほどの「ジャグラーは確率通りに出ないけれど、高設定を打つのが重要」というのは、正確に「確率」という言葉の定義を知らなければ、正しいか間違っているかは分からないはずです。
そもそも確率通りに出るってどういうこと?
ここでは「確率」の数学的な正しい定義の議論はしません。まあ、僕も実は知らないわけでなのですが・・・
なので、本来の定義にそれなりに近いであろう、仮の定義をします。
確率1/100とは、平均すると100回に1回当たる抽選
です。
この定義は正確ではないと思いますが、大まかな方向性は合っているはずです。
で、この定義から考えて「確率通り」という言葉がどういう意味になるのかと考えると、「確率通り」は「平均の数値で」ということになります。
つまり、「確率通りにならない」というのは、言い換えると「平均の数値にならない」ということです。
マイジャグラーⅢの設定6のBIG確率は約1/241です。
1日7000回転回すと、7000÷241≒29、で約29回当たると「確率通り」です。
ジャグラーを7000回転回して、平均と同じ29回のBIGを引き、綺麗に平均と同じ1/241になったら「確率通り」に当たったことになります。
それ以外、例えば30回BIGを引こうが35回BIGを引こうが、28回しかBIGを引けなかろうが、20回しかBIGを引けなかろうが、「確率通り」には当たっていないことになります。
サイコロで例えると、サイコロを6回振って、奇跡的に1の目から6の目まで1回ずつ出た場合に、「確率通り」になったことになります。
それ以外は確率通りになっていないことになります。
サイコロを6回ふって、1から6の目が1回ずつ出る確率は(6×5×4×3×2×1)÷(6×6×6×6×6×6)で、1/64.8です。
約65回に1回しか「確率通り」にならないのです。
多くの人は「確率通りに出ない」=「あまり出なかった」という意味で使っている
多くの人は、高設定台(もしくは高設定らしき台)を打って、あまり出なかった時や、負けてしまった時に「スロット(ジャグラー)は確率通り出ない」とボヤきます。
さきほどの話で考えると、これは言葉の使い方を間違えています。
「確率通り」→「平均値の数値にならない」という本来の意味とはかけ離れてしまっている発言です。
別に、たくさん勝っても、たくさん負けても、惜敗でも辛勝でも、奇跡的に打った台の設定の確率と完全に同じBIGとREGの回数にならない限り「確率通り」には出ていないです。
例えば、高設定っぽい台を打って、たくさん勝った場合に「やっぱりジャグラーは確率通りに出ないね!」などと言う人はいるでしょうか?
例え高設定台を打ったとしても、平均以上に出たら、それは確率通りではないはずです。
冒頭のジャグラーの高設定を機械割106%と仮定したのならば、3時間での平均出玉は400枚弱です。
ジャグラーの高設定台を3時間打って、400枚を超えて出た場合は、それは確率以上に引いている=確率通りには出ていないのです。
ジャグラーは低設定でも高設定でも、どれだけ勝とうがどれだけ負けようが、「確率通りに出る」などということは、ほぼ一切あり得ないのです。
生兵法は大怪我の基
「生兵法は大怪我の基(もと)」ということわざは有名です。
このことわざは、今回のジャグラーと確率の関係についての話と似ていると思います。
「生兵法は大怪我の基」だから、どうするの?ということです。
「生兵法は大怪我の基」だから、兵法をもっと学ばなければならない、なのか
「生兵法は大怪我の基」だから、兵法など学ばない方がいい、なのか
「生兵法は大怪我の基」だから、兵法に詳しくなるまでは、軽々しく戦をしない方がいい、なのか・・・
このことわざは、大切なことを示唆しているように聞こえますが、実際には大切なことを何一つ言っていないのです。
兵法を学んだ方がいいのか、学ばない方がいいのかすら、このことわざからは断定できないのです。
だから、とりえあず「生兵法は大怪我の基だよ!」と言っておけば、何にでも当てはまってくれて、結果論として当たっているように聞こえてしまう言葉です。
「ジャグラーは確率通りに出ない!」という言葉も、とても示唆的に聞こえますが、その実まったく内容のない言葉です。
ジャグラーが確率通りに出ないのは当たり前の事実です。
「ジャグラーは確率通りに出ないから、高設定を打っても意味がない!」と言う人もいるでしょうが、僕は「ジャグラーは確率通りに出ないけれど、それはそれとして高設定を打つべきだ」と言いたいです。
ようは、高設定を打つことが重要なのか意味のないことなのかは、確率通りに出るか出ないかとは、まったく関係ないことです。
確率通りに出ようが出まいが、低設定を打ち続ければ負け、高設定を打ち続ければ勝つように、パチスロは作られているだけです。
ジャグラーは「やめ時」が重要?
「ジャグラーは確率通りに出ない!」と同じくらいよく言われることに「ジャグラーは『やめ時』が重要だ!」というものがあります。
実はこの二つは非常に似ています。
「ジャグラーは確率通りに出ない」と言われても、じゃあどうするの?と聞かれると、それに対する答えは人それぞれになっていまします。
理論的な答えは簡単にでません。
同様に「ジャグラーは『やめ時』が重要だ」と言われても、じゃあ具体的に「いつ止めるの?」と聞かれて、絶対に損をしない「やめ時」を教えてくれる人などいないはずです。
その辺りの矛盾に突っ込んだ記事を書いてみたページがあるので、興味のある方は是非読んでみて下さい。

ジャグラーの連チャン(ジャグ連)と確率の関係は?
「やめ時」と同様に、ジャグラーの連チャン(ジャグ連)と確率の関係もまた、多くの人が色々なことを言っているけれども、実際にしっかりとした説明がなされないことの一つではないでしょうか。
特に「高設定は連チャンする」と言っている人が多いですが、実際にはジャグ連と高設定の関係は、そんな単純なものではないです。
ジャグ連と高設定の関係について、僕なりの見解を書いたページはこちらになるので、興味る方はご覧ください。

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ジャグラーは確率通りに出なくても
ユーザーとしてはどうでもいいけど
ホールは経営しているわけだから
間違いばかりあってもらっては困るはず。
でもホールでは重宝され続け、台数もやたらと多いのは、ホールにとっては都合のいい偏りしかしないから。
結局は盗人集団が合法で金を盗ることだけをメインにした事業なんだから、イカサマしかないし、ウェブでいろんなことが出て来るけど、結局は明後日の情報ばっかりよな