ファンキージャグラーの設定6に挟まれた話-ファンキージャグラーの設定判別は難しいです

ファンキージャグラーは、どんなジャグラーですか?

あなたはのファンキージャグラーのイメージは?

「告知音がデカい」とか「プレミア演出が派手」とか、そんな感じではないでしょうか。

要するに、色物ジャグラーです。

 

ファンキージャグラーが、勝てるジャグラーかどうか、スペックが良いかどうかは、あまり知られていないような気がします。

 

僕は、ファンキージャグラーのスペックについて、面白い経験をしたことがあるので、ご紹介してみます。

 

 

グランドオープンの店に大量導入されたファンキーは「ハズレジャグラー」扱いだった

ファンキージャグラーがホールに導入された当時、僕はあるグランドオープン直後の店によく行っていました。

グランドオープン直後の店なのだから、出すんじゃないかと期待してたわけです。

その店はジャグラーシリーズを大量導入していて、ファンキージャグラーも20台ありました。

 

朝一は抽選入場の店だったのですが、専業(プロ)も一般客も、抽選番号が早い人は、ほとんどファンキーには座りませんでした。

「抽選が悪かったから、ファンキーにでも座るか~」という感じで、ファンキージャグラーは「ハズレジャグラー」の扱いを受けていました。

店側も、一応はファンキーにも高設定を入れているようでしたが、マイジャグ3のようなメイン機種ほどは、力を入れていないように見えました。

 

そんな中、僕はその店でよくファンキーを打ちました。

なぜならば、ファンキーは人気のない「ハズレジャグラー」扱いなので、朝一の台選びがし放題だったからです。

抽選が悪い番号だった場合でも、目立つ位置、前日の据え置き狙い、特定の台番号狙いなどの台選びが可能でした。

 

そうやって、僕は狙い台のファンキーを打てていました。

その結果は、一応は勝てていました。ですが、イマイチぱっとしないことが多かったです。

今考えると、あのころ僕が打っていたファンキーは、設定4。良くて設定5だったのだと思います。

 

そうこうしている内に、グランドオープン後1ヶ月目の記念イベントが行われました。

そのイベントを境に、ファンキージャグラーのシマが突如豹変することになるのです。。

 

突然豹変したファンキージャグラーのシマ!

新規開店後1ヶ月目のイベントの日は、朝からジャグラーを打ちに行きました。

抽選番号があまり良くなかったので、いつものように、僕はファンキージャグラーを打つことにしました。角2に座りました。

まあ、抽選番号が良ければ、マイジャグ3のシマに行く予定でしたが・・

 

僕が座ったファンキーは「目立つ位置+前日の据え置きなら高設定+この店の推奨台番末尾」という、かなりのポジションでした。

ファンキーなら、抽選番号が悪くても、このレベルの狙い台が取れました。

 

強い日なので、朝一ジャグラーは満席スタートです。

専業も多かったです。

鉄火場的な雰囲気の中でスタートした新規開店後1ヶ月目のイベントでしたが、数時間経つと、どうも様子がおかしいことに皆が気づき始めました。

 

マイジャグ3のシマが全体的にかなり死んでいるのです。

 

今まで看板ジャグラーとして、たくさんの高設定が投入されていたマイジャグ3のシマです。

こんな強いはずの日に、マイジャグ3のシマが死んでいるのは、明らかに不審な状態でした。

 

知り合いの専業の予想では、

「新規開店後1ヶ月経ったので、サービス期間も終わって、もう回収が始まったんじゃないか?」

と、いうことでした。

 

他の客をみても、そういう悲観的な見方から、早目に退散していく姿が見られました。

 

専業たちが早々に退散していく中、素人のおばちゃんやおじいちゃん客たちが、ファンキージャグラーのシマで意外に出しているように見えました。

僕のファンキーも、それなりにボーナスが引けていたので、様子を見つつファンキーのシマで打ち続けていました。

 

この時点で、時刻は13:00くらいです。

その後も、ファンキーのシマの良い調子は続きました。

 

ここから2時間経った、15:00には、ファンキージャグラーのシマのほとんどの台が、1箱以上のコインを確保したお祭り状態に突入しました。

もはや、マイジャグ3のシマに高設定を入れていない代わりに、今まで不遇だったファンキーに高設定を入れているのは火を見るよりも明らかでした。

 

その日まで、その店ではファンキージャグラーがそこまで出ている場面は一切ありませんでした。

ファンキージャグラーは発売されて間もない時期でした。

ファンキージャグラーがここまで出ている姿は、他のどのパチ屋でも見たことがない人がほとんどだったはずです。

ファンキーのシマの後ろを通り過ぎる人達は、「ファンキージャグラーってこんなに出る台だったの?」と怪訝な顔をして通り過ぎて行く感じでした。

 

さらに・・

ファンキージャグラーで箱を積んでいる人のほとんどが、おばちゃんやおじいちゃんのような素人客だったのも、通り過ぎる人達には印象的だったのだと思います。

 

専業(プロ)がヤメていった台で素人がボコ出し

その日、ファンキージャグラーのシマは完全にお祭り状態になっていたのですが、僕の台はイマイチでした。

(後から考えてみると、僕の台は据え置きの設定4か設定5だったのだろうと思います。据え置きの狙い台に座っているのですから、ある意味で狙い通りなのですが・・)

僕の台は置いといて、僕の周りの台は本当に凄かったです。

僕の台は角から2番目の台でしたが、僕の台以外の角台、角から3番目、4番目の台まで、全ての台がBIG出現率1/200前後でフィニッシュしていました。。

REG出現率が1/320程度の台もありましたが、シマ状況から考えると、多分設定6のREGの引き弱です。

おそらく、角、角3角4は設定6だったと思います。ツールでの推測結果もそうなります。

 

それは、まあ良いのですが、閉店時に角、角3角4を打っていたのが、全て仕事帰りのサラリーマンだったのですよ。。

これは、本当に異例なことです。

僕の専業歴の中でも、ジャグラーのシマが全体高設定や設定6に近い状況で、閉店時に打っているのがサラリーマンという姿は、この時の経験以外には見たことがないです。

僕以外にも、朝一ファンキーのシマに数人は専業がいましたが、早々に全員帰っていってしまっていました。

 

まあ、「マイジャグ3が死んでいる」→「この店は看板ジャグラーにも設定を入れないくらい回収に入った」という読みがあったから、専業たちの多くは早めに帰ってしまったという事情もあります。

そういう事情もありますが、しかし、ファンキージャグラーは出玉が出ているのに、高設定に見えないジャグラーだといことも大きいです。

 

僕の周りのファンキーは、夜からボーナスがめちゃめちゃ噴いたこともありますが、BIGは朝からそこそこ引いていました。

ですが、REGは本当に引いてなかったです。

多くの台でREGが高設定っぽい数字になったのは、20:00くらいになってからでした。(僕の台だけはその逆で、前半からREGを多く引いてましたが、BIGが少なかったです。。)

だから、夕方までその店の残った専業も、僕の周りのファンキーには座りませんでした。

そりゃそうですよね。

REGが引けていなくても、BIGを超いっぱい引いているファンキーならツールでの推測設定も良くなると思いますが、BIGが1/200以上とかになったのは夜です。

それまでは、せいぜい設定6程度(1/230)の数値でした。

ファンキーでBIGが設定6くらい、REGが1/350とかでは、まったく高設定とは思えませんよね。。

 

その結果、専業たちが止めていった高設定のファンキーを、仕事帰りのサラリーマンがボコ噴きさせるという、凄まじい光景になったのです。

 

まあ、僕はその凄まじい光景の真っただ中で、一人のんびりと「REGが多いから高設定は確定してそうだけど、BIGがあまり引けない台」を打ってました。。

周りが「派手なプレミア演出」で、本当に騒々しかったです。。

僕の台はペカってもREGだから静かでした。。

 

実践から分かったファンキージャグラー特徴

今回僕が経験した状況から、実践的なファンキーの高設定の特徴はこのようになります。

実践上のファンキージャグラーの高設定の特徴

  • 高設定だと分かりにくい
  • 高設定でも(設定6でも)REGが引けない場合が多々ある
  • 設定5・設定6の機械割はかなり高い
  • ぶどう確率にあまり差がない

 

ファンキージャグラーは北電子が詳細な解析情報を発表していないジャグラーです。

ですが、発表している範囲(ボーナス確率・ホール機械割)では、上記の内容とおおよそ一致します。

BIG REG 合算
設定1 1/275 1/452 1/171
設定2 1/272 1/407 1/163
設定3 1/267 1/372 1/156
設定4 1/260 1/336 1/147
設定5 1/253 1/302 1/137
設定6 1/232 1/275 1/126

高設定域のREG確率は、ジャグラーシリーズの高設定にしては、かなり低い数値になっています。

設定4で1/336って、相当低いREG確率ですよ。。

なので、高設定なのにREGが引けない状況が多くなります。

高設定域のBIG確率は良好ですが、そもそも、低設定域のBIG確率も高いという。。

ファンキージャグラーは、かなり設定判別しにくいジャグラーだと言えます。

 

また、正確な機械割(チェリー狙い時や完全小役取得時の小数点以下までの数値)は不明なものの、北電子発表のホール機械割(ホール側に目安として提供する機械割。目押しができない客なども含む数値)では、ファンキーはマイジャグに近い数値になっています。

マイジャグラー3 ファンキージャグラー
設定1 95.7% 97.0%
設定2 97.9% 98.2%
設定3 99.9% 99.8%
設定4 102.8% 102.0%
設定5 105.3% 104.3%
設定6 109.4% 109.0%

 

かなりマイジャグに近い各設定の機械割だと言えます。

なので、ファンキーの高設定域の機械割は相当高いと予想されます。

特に設定6は、マイジャグにわずか0.4%の差に迫ってます。

マイジャグの設定6は、スロマガのシミュレーションだと、チェリー狙いで111.6%です。

ファンキーの設定6も、それと近い数値になるはずです。

僕は、冒頭のグランドオープン1ヶ月目のイベントで、身をもってファンキーの設定6の機械割の高さを知りました。

僕以外の僕の周りの台でですが・・

 

2018年以降ファンキージャグラーはどう攻めるべきか

冒頭の僕の経験したファンキーボコ出しイベントは、かなり特殊な例です。

そもそも、ファンキー発売当初の話です。

2018年現在、ファンキージャグラーは、他のジャグラーより優遇されていません。

本来の色物ジャグラーの姿になっています。(失礼)

 

では、これからファンキージャグラーを打つ場合は、どう攻めるべきか?

実践上から分かったの高設定の特徴を考慮して、ファンキーの最適な立ち回り方を考えてみました。

 

まず、先ほどのファンキージャグラーの機械割率表を、もう一度ご覧ください。

マイジャグラー3 ファンキージャグラー
設定1 95.7% 97.0%
設定2 97.9% 98.2%
設定3 99.9% 99.8%
設定4 102.8% 102.0%
設定5 105.3% 104.3%
設定6 109.4% 109.0%

設定1と設定2で、マイジャグラー3よりもファンキージャグラーの機械割の方が高くなっているのが分かります。

特に設定1では、1.3%と大きな差がついています。

これは、ファンキージャグラーは設定1でも、あまり店の黒字にならないジャグラーだということです。

残念ならが、店が黒字を出しにくい機種は、高設定が入りにくい機種です。

また、ファンキーは設定台数もマイジャグやアイム、ゴージャグなどの有名どころのジャグラーに比べると少ないです。

その意味でも、ファンキーは高設定が入りにくいジャグラーだと言えます。

 

なので、ファンキーを攻める第一の条件として、その店で過去にファンキーの高設定を使っていることを確認するべきです。

「ファンキーのシマは万年設定1」という店もあるかもしれません。

過去に1度でも、ファンキーのシマで高設定らしき台を見たことのある店で打つべきです。

 

あと、ファンキーで高設定を狙うのならば、ファンキーの設置台数が多い店にすべきです。

台数が多ければ、店側はファンキーのシマを「死にシマ」にはできません。

なので、最低限度の高設定は入れてくる可能性が高いです。

 

まとめると、なるべくファンキーの設置台数が多く、過去に高設定らしき台を見たことがある店で打つ、ということです。

さらにもう一つ重要なファンキー立ち回りの要素があります。

ファンキーのボーナス確率表をもう一度ご覧ください。

BIG REG 合算
設定1 1/275 1/452 1/171
設定2 1/272 1/407 1/163
設定3 1/267 1/372 1/156
設定4 1/260 1/336 1/147
設定5 1/253 1/302 1/137
設定6 1/232 1/275 1/126

ファンキーはREG確率が全体的に悪いのですが、特に設定1のREG確率がとびぬけて悪いです。

このことにより、ある程度以上REGを引いている台は、設定1の可能性が低くなると言えます。

そして、ファンキーは設定1でも機械割があまり低くないジャグラーなので、設定2や設定3はあまり使われないと予想されます。

つまり・・・

少し強引な結論になりますが・・・

ファンキーのシマに、ある程度以上の回転数である程度以上REGを引いている台があったとすれば、それは設定4以上の可能性が高いと言えるのです。

 

その実証として、僕の立ち回りの範囲では、ファンキーのシマで「この台は高設定なんじゃないか?」と言えるくらいのREG回数が付いている台を見ることは、本当に稀です。

高設定があまり使われないジャグラーだから、高設定らしき台もあまり見かけないのです。

非常に嫌な証拠ですが、証拠能力はそれなりにあるかと思います。。
逆に言えば、ファンキーは例えばREGを3000回転で10回以上引いているような台は、設定4以上ある可能性がかなり高いわけです。

設定推測ツールを使って推測した数値よりも、実践的な結論として、上記のような場合は設定4以上の可能性が高い、と言えます。

そういったチャンスのある台がめったに無いからこそ、あった時はチャンスだと言えるのです。

 

さらに。

例えば、3000回転でBIG12回・REG10回で閉店をむかえた場合、その台の据え置き狙いをしてみるのが面白いかもしれません。

現在のホールのジャグラーでは、据え置き狙いはなかなか難しいです。

ですが、ファンキージャグラーには、据え置き狙いに適している要素が多いです。

「高設定が分かりにくい」「設定1の機械割が高く設定2~3が入りづらい」「色物要素があり頻繁に設定が変更されない可能性がある」

などなど。。

また、ファンキージャグラーは設定変更時の朝一のガックンがとても見分けにくい筐体です。

そのことも「据え置きでもバレないや」と店側が思って、そのまんまの据え置きにされる要素の一つになります。

 

以上の理由から、ファンキーは据え置きが良いかもしれません。

完全な据え置き狙いをしなくても、「なるべく前日のデータが良い台」を打つ、ライト据え置き狙いでもいいと思います。

 

ファンキージャグラー・まとめ

ファンキージャグラーの特徴は、「高設定の機械割が高い」「高設定でもREG確率があまり高くない」「設定1でも機械割があまり低くない」「設定1のREG確率が極端に低い」「色物ジャグラー的な扱い」などです。

ファンキーは、ジャグラーシリーズの中では高設定が入りにくいジャグラーだと言えます。

ですが、ファンキーを多台数設定している店では、今でも高設定をつかめる可能性はあります。

その場合、全力で設定1を回避すれば、設定2や設定3を飛び越して、高設定をつかめる可能性が高いです。

 

ファンキージャグラーは、ジャグラーシリーズの中では勝ちにくい機種です。

ですが、ジャグラーシリーズ自体が勝ちやすい台なので、ファンキーでも勝つことは可能ではあります。

ジャグラーシリーズの中で勝ちやすい機種はどれなのかに関しては、こちらにまとめていますので、興味のある方はご覧ください。

 

ジャグラーでプロがおすすめする機種は?

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ジャグラーの実践的な機械割を解説-高設定をつかむための機械割表の見方 | ガンジャグ! へ返信する コメントをキャンセル

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