ジャグラーで勝つための情報は専門誌などにあふれています。
当サイトでも、あらゆる角度からジャグラーの勝つためのコツをまとめて記事にしています。
ですが、「勝つための方法」と「勝てない理由」は同じようで少し違います。
「勝つための方法」は新しく得るもので、「勝てない理由」は今そうしてしまっているものを、変えるべきものです。
それらの両方を把握することで、相乗効果的にジャグラーで勝てるようになっていくのではないでしょうか。
以下に、ジャグラーで「勝てない」と錯覚してしまう理由をまとめます。
「勝ち」と「勝率」を混同してしまっている
ジャグラーの勝ち方を説明する文章には「高設定台をなるべく長く打つ」と書いてある場合が多いです。
実はこの打ち方は勝率を下げるジャグラー打ち方なのです。
よくよく考えれば当たり前のことです。
ある程度ボーナスを引いてその日の収支がプラスになった状態で止めれば、その日は勝ち確定です。
せっかくプラスになったのに、「もっと勝ってやろう!」と欲を出して打ち続ければ、例え高設定でもハマってマイナス収支になってしまうかもしれません。
例え高設定台を打っていたとしても、収支がプラスになった時点で止めなければ、勝率は必ず下がります。
このような理由で「高設定台をなるべく長く打つ」というジャグラーの正攻法が否定されます。
ですが、これは勝率と期待値を混同している錯覚です。
その日に勝ったか負けたか、1週間や1ヶ月などで勝った日にちの割合はどのくらいか(勝率は何%か)ということは、パチスロのトータル収支をプラスにする上で、実は何の意味もないことです。
スロットの勝率は、上げようと思えば、誰でもいくらでも上げられます。
使ったコインを正確に覚えておいて、BIGやREGを引いて出た枚数と正確にカウントして、少しでもプラス収支になったら止めれば、その日は勝ちです。
最初は5スロなどの低貸しスロットから初めて、プラスになったら即ヤメ。プラスにならなかったら続けて、5スロでは取り返せないくらいになったら、10スロ、20スロとだんだんにレートを上げて行けば効果的です。
これはいわゆる「倍プッシュ」と呼ばれる行為に近いです。負けたらどんどんレートを上げて賭けを続けていけば、いずれ勝ち越す、という戦略です。
多くのジャグラーは大体1回のBIGで300枚ちょいは出るので、まず50枚を5回借りるまで打って、その間にBIGを引いた場合は即ヤメ。
100枚以内にREGを引いても即ヤメ。
5回借りても何も当たらなかった場合は、そのまま続けてBIG2連チャンなどで、借りた枚数以上に出た瞬間に即ヤメ・・・
このように「その日の収支が少しでも浮いた瞬間に即ヤメ」という行為を続けて行けば、ジャグラーのトータル勝率は軽く90%を超えます。
ですが、この方法では、全てのトータル収支は大して勝てません。勝てないどころか、いずれは必ず負け越します。
この方法では、「浮いたら即ヤメ」をするので、1回の勝ち額が非常に小さいのです。
そして、めったに負ける日は来ませんが、そのまれに来る負ける日に、とんでもなく大きく負けてしまうのです。
この打ち方は、「勝率」と「1回の勝ち額」を交換条件にして、勝率を極限まで高める代わりに、1回の勝ち額が極限まで低くなっているのです。
とてもバランスが悪い打ち方で、この打ち方だと期待値がマイナスになり、長い目でみればトータルでマイナスの収支になってしまいます。
「高設定台をなるべく長く打つ」という打ち方は、これと真逆です。
どれだけ勝っていても閉店までヤメません。なので、その日に勝てる可能性のある金額は最大になります。
その代わりに、どんなに浮いている状態でも打ち続けるので、どんなに出していても閉店時間に近付かない限り、その日の勝ちが確定しません。
ですが、期待値を高めるためには、この打ち方をするしか方法がないのです。
人は20000円勝つことが10000円勝つことの2倍嬉しいとは言い切れません。
それよりも、5000円負けの状態から、5000円勝ちの状態になった方が、嬉しさを感じる人が多いかもしれません。
人によっては20000円負けも10000円負けも、大した違いに感じない人もいるかも。
上記の数字は全て10000円の差です。同じ10000円のはずですが、その嬉しさには違いがあります。
上記のどの場合でヤメたくなるかは人それぞれです。
ですが、もし高設定を打っていて、そしてジャグラーのトータル収支をプラスにしたいのならば、どの場合でも止めてはだめです。
多くの人は、パチンコ屋の中で、自分が一番嬉しいと思える行動を目指してしまいます。
その日勝つことは誰でも嬉しいので、少しでもその日の勝率を高めようと努力してしまし、その結果として「高設定台をなるべく長く打つ」という唯一のジャグラーでの勝ち方を逃してしまいます。
低設定を高設定と勘違いして打っている場合がある
ジャグラーでトータル収支をプラスにするには、高設定台をなるべく長く打つしかありません。
ですが、もし低設定台を高設定台と勘違いして打ってしまっていれば、当然「高設定台を打っても勝てない」と勘違いしてしまいます。
これについては、当サイトの「素人の方がジャグラーは勝てる」でも説明しているので、詳しくはこちらをご覧ください。
素人の方がジャグラーは勝てる-プロは今ジャグラーでは勝てない
最近のホールではジャグラーの設定2や設定3を使うホールが増えてきています。
ジャグラーシリーズの設定1は非常にBIG・REG確率共に悪い機種が多いですが、設定2~3はそれ程ではありません。
設定1がまぐれで設定6と同じくらいBIG・REGを引く可能性は低いですが、設定2~3ならば、その可能性はあります。
つまり最近のホールでは、設定2や設定3を使うことが増えてきたので、それに伴って設定6に見えるまぐれぶきの設定2や設定3も多くなっているのです。
よって、どんなにBIGとREGを引いている台でも設定2や設定3の可能性が高くなっていると言えます。
低設定のまぐれぶきかどうかを見分けるには、なるべく多い回転数で判断するのが良いです。
稼働が高い店ならば、閉店時には5000回転以上している台が多数あるかもしれません。
5000回転以上していて、BIG・REGともに高設定の数値以上に引いている台は、かなり高設定の可能性が高いです。
2000回転~3000回転程度では、例えどれだけBIG・REGの数値が良くても、まだ分からないと思った方がいいです。
閉店時に店のジャグラーの数値を確認して、5000回転以上でBIG・REGの通知が高設定を上回っている台が複数あるのならば、その店には高設定が存在していると考えられます。
そのような店では、2000回転~3000回転程度でも、ジャグラーでBIG・REGがいい数字になっていれば、それは高設定の可能性が高いです。高設定が存在する店なのですから。
逆に、閉店時に高設定域の数値になっているジャグラーを確認できない店には、ジャグラーの高設定は一切存在しないと考えた方がいいです。
ジャグラーの目押し効果を勘違いしている
ジャグラーでは、通常時にチェリーやピエロ・ベルを狙うと、その分得をします。
「ジャグラーは小役狙いをすれば機械割が高まる」と言い換えられます。
また、ボーナス成立後に1枚かけでぶどうも狙える位置でボーナスを揃えることによっても、差し引き13枚の得をする場合があります。
これらの目押しは、できるならばやるべきです。
ただ、ジャグラーの小役狙いの効果は思った以上に低いです。
理論上は、丸1日小役狙いで打ち続けられたとすると、5000円程度の効果です。
「5000円も差が付くなんて大きいな!」と思われるかもしれませんが、現実的にはこんな大きな目押し効果は得られません。
理由は、まず、正確な目押しが丸1日続けられないかもしれないこと。
次に、目押しを失敗すると、目押しを一切しない場合より損をしてしまう可能性があること。
さらに、目押しが一定以上早く行えないならば、ウエイトがかけられずに総回転数が減ってしまい、高設定なら損をしてしまうこと。
最後に、そもそも最近のホール事情を考えると、朝一から高設定をつかめる機会が少ないので、丸一日も高設定を打てる可能性が低いこと、などです。
要するにあらゆる条件が全て完璧に整って、初めてジャグラーの目押し効果が「1日5000円」になるのです。
これは、そうとう低い目押し効果です。
4号機時代の機種は、目押し効果が1日で20000円~30000円という機種もありました。
今ならハナハナシリーズの方がジャグラーシリーズより目押し効果が高いと言えます。おそらく1/150前後くらいだと思われる(未発表)の10枚小役のスイカが、オヤジ打ち(適当打ち)だと、ほぼ取りこぼすのですから。
まあ、それとて、完璧に打って一日10000円程度です。そこから目押しミスやら高設定を掴んで粘れる機会が減っていることを考えると、あまり目押し効果が高い機種とは言えないのですが。。
話が少しそれましたが、ジャグラーシリーズは目押し効果が低いので、「目押しをしていないおばちゃんが出しているのに、目押しをしっかりしている俺が勝てないなんておかしい!」というような思考になるのは危険だということになります。
他人の出玉を過大に意識してしまっている
これは具体的に説明すれば、分かりやすいと思います。
例えば、自分から見て、いつも良く出している(箱にコインを入れている)人がいたとします。
そして、その人の打ち方や台選びは、セオリーからすると適当だったり禁じ手だったりする場合があります。
僕自身も、他人がそのように見えることが多々あります。
そういった「適当に打っているのに、いつも出している人」などを目の当たりにしてしまうと、自分はジャグラーでは勝てないと錯覚してしまう原因になります。
自分が行っている正しい立ち回りに自信が持てなくなって行動がブレます。
「生まれつき運がいい人でないとジャグラーは勝てない!」とか、「自分の知らない攻略法があって、きっと、それを知らないと勝てない!」とか、そういう考え方に行きついてしまいます。
「店長と仲が良い人だけ出してもらえる!」なんてのもあります。
これらは全て間違った見方=錯覚です。
ジャグラーでいつも出していて、いつも箱を使っているあの人は、出るまでは絶対に現金投資を止めないだけかもしれません。
下手をすると、持ちコインがあっても、1万円投資分の残り数千円分は使ってしまう人かもしれません。
コインがない状態ではサクサク打っているのに、いざコインが出たらゆっくり打つ人なのかもしれません。
下皿にはコインをあまり置いておかず、すぐに箱に入れる人なのかもしれません。
箱の中のコインの量も、入れ方によって多くも少なくも見えます。
あらゆる理由で、あの人は「いつもコインを出してる」ように見えてしまうだけの人かもしれないのです。
そもそも人間は「隣の芝生が青く見える」ものです。
さらに、一たび仮説(あの人はいつも出している)を立ててしまうと、それに当てはまらない場合(その人が出していない時)は「例外」として、記憶に残さないような面も人間にはあります。
こういった現象は全て正しい認識ではないですし、それが勝つための正しい立ち回りを阻害することにつながることです。
ギャンブルの場では、他人と自分を比較してもいいことはないです。そもそも正確に比較することは無理です。
まとめ
ジャグラーはしっかり打てば誰でもトータルでプラス収支にすることができる台です。
勝つための方法を詳しく説明しているページやサイトは多いですが、それらは「こういう風に打て!」と書いてあり、それができない理由の説明はありません。
パチンコ屋の中は錯覚の宝庫です。
客に勝てると錯覚させる仕組みがパチンコ屋の中に出来上がっているからこそ、ほとんどの客はパチンコ屋にお金を貢いでしまうことになるのです。
ジャグラーは正しい立ち回りをすれば勝てます。ですが、パチンコ屋には正しい立ち回りができなくなる錯覚が多く潜んでいます。
だから正しい立ち回りでは勝てないと勘違いをしてしまいます。
パチンコ屋の中で起こる錯覚=勘違いを無くせば、ジャグラーで勝つための立ち回りができるようになり、それに伴ってジャグラーの収支はプラスになっていくのではないでしょうか。
[…] ジャグラーで勝てないと勘違いしてしまう4つの理由 […]
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