ジャグラーの据え置き狙いの5つのコツと失敗する理由

ジャグラーの据え置き狙いの5つのコツ

ジャグラーで据え置き狙いをする場合には色々とコツがあります。

同じジャグラーの据え置き狙いをするにしても、コツを把握した上でするのかどうかで、成功率が変わってくるかと思います。

以下に主なジャグラーの据え置き狙いのコツを5つにまとめました。

 

ガックンチェックの有効性と実態

ジャグラーの据え置き狙いをする際に、まず重要になってくるのは、いわゆる「ガックンチェック」と呼ばれるものです。

北電子のジャグラーの筐体の多くは、設定変更した場合の1回転目に、通常の回転とは少し違う回り始め方をします。

これが「ガックン」と呼ばれるものです。

多くのジャグラーの筐体では、BIG終了後1回転目に、設定変更後1回転目と同じ「ガックン」があります。

ガックンがどういったものか知りたい方は、BIGを引いた後の1回転目のリールの動きに注目してみて下さい。

 

一昔前までは(4~5年くらい前まででしょうか。。)ガックンチェックをするだけで、大幅に高設定を奪取できる可能性が高くなる店が多くありました。

ですが、現在のパチ屋では、ガックンチェックの有用性がかなり落ちています。

その理由は以下の通りです。

  • 店側が変更判別対策(ガックン対策)をするのが当たり前になってきた
  • ガックンしないジャグラーの機種や、ガックンしにくいジャグラーの機種が出てきた
  • 閉店後や開店前に台を開けて中をチェックするのが当たり前になった
  • 意図的に同一設定の打ち直しをする店が増えてきた

現在のパチ屋は専業に食い荒らされないように、ガックン対策をしているところがほとんどです。

前日の低設定らしき台がガックンしたり、前日の高設定らしき台がガックンしなかったりしても、それをそのまま信じるのは危険です。

 

また、ファンキージャグラーなどは、設定を変更してもほとんどガックンしない模様です。

他のジャグラーにしても、設定変更しても「ガックンしない場合」があります。

以前の初代アイムジャグラーなどは、どんな状況でも、設定変更やBIG後は必ず明らかなガックンがありました。

北電子がなるべくガックンしない方向に台を開発しているのでしょうか。。

 

ジャグラーシリーズでは、鍵で台を開けた場合、閉める時に強く閉めると、それだけで次の回転ではガックンと似たようなリールの動きになってしまいます。

最近のホールは、閉店後や開店前に台を開けてチェックする店が多いので、それだけで設定変更でのガックンが分かりにくくなっています。

 

それと、ジャグラーでは同一設定の打ち直し(同じ設定に変えること)で、やはり1回転目にガックンします。

最近、これを意図的にやる店が増えてきています。

専業(プロ)対策でしょうか。客からみると非常に嫌らしい行為です。

 

これらの理由によって、現在のパチ屋ではジャグラーのガックンチェックの有用性が低くなっています。

よって、現在のホールでジャグラーの据え置き狙いをする場合は、ガックンしたしないだけを根拠に台選びをすべきではありません。

 

客層が甘いホールほど据え置き狙いが有効

お年寄りや主婦層が多く客層の甘いホールほど、ジャグラーの据え置き狙いは有効になります。

これは据え置きか変更かに限ったことではなく、客層の甘いホールでは、設定の入れ方が露骨になることが多いからです。

客層の甘いホールならば、露骨な設定の入れ方をしても客のプラス分はそこまで大きくなりません。また、露骨な設定の入れ方をしなければ、ぬるい客たちを(たまには)勝たせることができないのです。

僕の経験上、ぬるいホールであればあるほど、例えば前日にREGをたくさん引いているのにBIGがあまり引けなくて負けてしまったような高設定台が据え置かれる可能性が高いです。

逆に、若者客が主体の煽り系のホールなどは、いかにも設定が残りそうな台の据え置き狙いをするのは危険だと感じています。

 

「目立つ据え置き」を作る店が増えてきている

上記の「若者客が主体の煽り系ホール」のような店では、BIGが少なくREGが多いような「高設定の死亡台」よりも、BIGもREGもたくさん引いた「まごうことなき高設定台」の方が据え置かれる可能性が高い店が多いです。

これは単純に「この店は設定据え置きをするんだぞ!」と思わせるためでしょう。

このような据え置き台は、店の中央通路の角台付近などの、目立つ位置に作られる可能性が高いです。

また、朝一は抽選で入場の順番を決める店にも多い特徴です。

なぜそうなるのかは、明白だと思われます。

 

稼働が低い台の据え置き狙いは危険

稼働率があまり高くない店での、ジャグラーの据え置き狙いは危険です。

稼働が高くない店には、そもそも高設定が入っていない可能性が高いです。

なので、「据え置き台」を狙って、それが狙い通り据え置きだったとしても、その台の設定は低設定~中間設定の可能性が高いです。

 

稼働の低い店は、終日で5000回転以上の台などはなかなか出ないので、終日で3000回転程度の台の据え置きを狙わざるを得なくなります。

その据え置き狙いの台の前日の回転数が3000回転程度だと、上記のような危険があります。

どのジャグラーでも、3000回転でBIG12回・REG12回くらいの据え置き狙いだと、稼働の低い店だとツラい数字です。

この程度の数字ならば、どのジャグラーでも設定2~設定3程度でも、よく出てしまう数字です。

 

また、僕の経験上、例え稼働率が低い店でも、高設定台の管理だけはしっかりしている店が多いです。

こういった店は、低設定~中間設定の台は万年据え置きにしておいてあっても、高設定台だけは入れたとしてもあまり据え置きません。

稼働が低い店では、専業(プロ)などに高設定台を終日回されてしまうことを非常に嫌います。

ある程度の店の赤字が出てしまうと、低稼働でそれを取り返すのに時間がかかるからです。

この意味でも、低稼働の店でのジャグラーの据え置き狙いはキツくなります。

 

新規・リニューアル店では据え置き狙いが有効

新規やリニューアル直後の店では、ジャグラーの据え置き狙いが有効です。

僕の知り合いの専業(プロ)達も、新規やリニューアル直後の店では据え置き狙いを基本にしています。

こうなる理由はいくつかあります。

 

まず、新規やリニューアル直後の店では、初日にたくさん出した後は、全体的少しずつ割数を下げていく調整をします。

その場合の全体の調整方法としては、少しずつ高設定台の数を減らして行くことです。

高設定台の台数を減らして行くのに、新たに上げの高設定を入れようとすると、今まで高設定だった台をほぼ全て低設定に落とすことになります。

どうやら、この「一気に落とした」感を出すことを店側が嫌うようです。

店側としては、ゆるゆると少しずつ割を落として行きたいわけです。できれば客に割を落としていることを気づかれないようにしたいはずです。

そうなると、どうしても新しく高設定台を用意するよりも、前日に入っていた高設定台を少しだけ減らすという調整方法を取ることになります。

その高設定台を落とす台も、いきなり高設定→低設定とするのではなく、高設定→中間設定→低設定と少しずつ落として行きたいわけです。

 

また、新規やリニューアル初日に高設定でなかった台も、実は中間設定だったりすることが多いです。

なので、その台も2日目で出る可能性は結構あります。

据え置きの台が2日目で出たら、「これは初日も高設定だったんじゃないか?」となります。

これらの理由からも、新規やリニューアル直後の店では、ジャグラーの据え置き狙いが基本になります。

 

据え置き狙いはジャグラーで勝つ手段の一つ

据え置き狙いは、あくまでもジャグラーで勝つための手段の一つです。

据え置き狙いに固執すると、非常に危険です。

後述する「店のトラップ・騙し」に引っかかって、店のいいようにやられてしまう可能性があります。

そのためには、ジャグラーの基本的な勝つための立ち回りをマスターして、その中に据え置き狙いを武器の一つとして組み込むことが重要です。

 

ジャグラーの勝つための立ち回りは、当サイトのあらゆるページで説明しています。

取りあえずは以下のページで一番簡単に基本的な勝つための立ち回りをまとめていますので、興味のある方はご覧ください。

 

ジャグラーでおすすめの立ち回り・機種・打ち方・店選び

ジャグラーでおすすめの立ち回り・機種・打ち方・店選び

 

据え置き狙いのコツ・まとめ

ジャグラーの据え置き狙いのコツを一文にまとめると「店の実情を考えて据え置きを狙おう」ということになります。

店がジャグラーの高設定を据え置くのには必ず意図があります。今の店は意図的にジャグラーの高設定を据え置いています。

 

まあ、上記の「5つのコツ」の中で、最後の「新規・リニューアル店」の話は、意図というより実情です。

新規やリニューアル直後の店では、全ての台の設定を変更できない場合もあるので、それに伴って据え置き台の台数が増えてしまうという実情もあります。

 

平常営業で店が意図的にジャグラーの高設定を据え置く場合でも、その店の実情が関係してきます。

お年寄りが多く客層が甘い店は、REGばかり引いてBIGがあまり引けずに負けてしまった高設定を、その負けた客に次の日も打ってもらいたいという実情があるので、据え置く場合が多くなります。

同じ人ではなくても、せめて常連に高設定を打ってもらって勝ってもらいたいと店は思っているはずです。

客層が甘い店では、そもそも高設定を入れた理由が「魅せ台」というニュアンスよりも、「カモ客をたまには勝たせる」という理由の方が強くなるからです。

 

稼働が低い店の実情を考えると、資金が苦しいので、本当に高設定が入っているかが疑問になります。なので、稼働の低い店では据え置き狙いは厳しくなります。

ですが、特に稼働の低い大型店などでは、BIGもREGも両方一番引いた台を、あえて据え置きにしてくる場合があります。

少ない稼働だと、据え置きの高設定を入れても、打たれずに埋もれてしまうかもしれないからです。

一番目立つ一番良かった台を据え置きにして、「魅せ据え置き台」を作るのです。ガ〇ア系列に多い入れ方です。

かなり意図的な据え置きです。

 

こられのように、据え置き狙いのコツは「店の実情を読む」ことになります。

 

逆に言えば、現在のパチ屋の状況を考えると、「どの店でも通じる据え置き狙いの方法」というのは、あまりないと考えられます。

ジャグラーの据え置き狙いを失敗する理由

今説明したように、今のパチ屋でジャグラーの据え置き狙いを失敗する理由は、そのホールのジャグラーの状況を考慮しないことにあります。

ホール状況を考えずにジャグラーの据え置き狙いをすると失敗してしまう理由は主に2つです。

ホールの騙しに引っかかる

最近のホールでは、「出た台を下げ」や「大きくコインを飲み込んだ台を上げ」などの素直な設定変更をする店は少ないです。

設定2~設定3でBIGもREGも引いた台を、意図的に設定据え置きにする店は多いです。

逆に何でもない設定1の台を同一設定打ち直しや、設定2~設定3に変更する店もあります。

ジャグラーの据え置き狙いで成功するためには、こういう「騙しをする店」だという情報を少しずつ蓄えて行く必要があります。

一度「騙し」らしき据え置き台があった店は警戒して、何度も「騙し」を目撃した店では据え置き狙いを一切しない方がいいでしょう。

僕の経験上、騙しを積極的に行う店と、なるべく客を騙したくないと思っている店と、大きく二つのタイプに分かれます。

なので、実際に打ったり偵察をしたりして、その店が「据え置き狙い」に適している店かどうかを判別することは意外に簡単です。

 

中間設定が多用されているホールでは据え置き狙いはキツい

最近はジャグラーで設定2~設定3を多用するホールが増えています。

そういったホールでは、前日どんなにいい数値になっているジャグラーの据え置きを打ったとしても、その台は設定2~設定3の可能性が高いです。

ジャグラーの機種にもよりますが、設定2あれば数千回転くらい設定5~設定6の数値でBIG&REGを引き続けることも珍しくないです。

つまり、ジャグラーの据え置き狙いをする場合は、そのホールの設定の入れ方に注意をする必要があります。

中間設定を多く使う店では、そもそもジャグラーの「据え置き狙い」が成功したとしても、中間設定の据え置きをゲットしているに過ぎないことになります。

据え置き狙いの思い出

最後に僕の専業(プロ)としての面白い経験を書いておきます。

専業をしている時期に(今は月に10日以下しか打たないセミプロです。)僕が一緒に行動させてもらっていた同業者(プロ)がいました。

その人は、僕よりもジャグラーを多く打って多く勝っていました。

ジャグラー経験は明らかに僕よりも豊富な人でした。

 

その人がある店で、朝一に前日かなり良い数字になっていたマイジャグ2に座り、出目が変わっていない状態で1回転目にガックンしませんでした。

そして驚くことに、その人はその台をすぐに捨てました。

その店はかなり稼働が高い店だったので、その人はその後ホールをウロウロしていて、本腰を入れて打ち出したのは午後になってからでした。

その人が捨てた台は、その日は見事に死んでいました。

 

僕はしつこいくらいに、その人のその台を捨てた理由を聞きました。

その答えは、やはり店の意図を読んだ理由でした。

いろいろ説明してくれましたが、要約すると「もしあの台に高設定が入るのならば打ち直しの高設定以外はあり得ない」とのことでした。「もし、前日が高設定だったとしたら、今日は必ず打ち直される。」と。

もちろん、その専業の人がそう思った理由は、その店を何日もウォッチした結果からですし、その日の他の台のガックン状況を見てのことです。

その専業は、何日もその店のガックン状況を見て、その店でのガックンの意味を把握していたのです。

 

その結果、見事に店のトラップともいうべき、前日好調のガックンなしの低設定を見抜いていました。

この日の出来事は、それ以降の僕の台選びにも大きな影響があったことは言うまでもありません。

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