ファンキージャグラーは、どんなジャグラーですか?
あなたはのファンキージャグラーのイメージは?
「告知音がデカい」とか「プレミア演出が派手」とか、そんな感じではないでしょうか。
要するに、色物ジャグラーです。
ファンキージャグラーが、勝てるジャグラーかどうか、スペックが良いかどうかは、あまり知られていないような気がします。
僕は、ファンキージャグラーのスペックについて、面白い経験をしたことがあるので、ご紹介してみます。
目次
グランドオープンの店に大量導入されたファンキーは「ハズレジャグラー」扱いだった
ファンキージャグラーがホールに導入された当時、僕はあるグランドオープン直後の店によく行っていました。
グランドオープン直後の店なのだから、出すんじゃないかと期待してたわけです。
その店はジャグラーシリーズを大量導入していて、ファンキージャグラーも20台ありました。
朝一は抽選入場の店だったのですが、専業(プロ)も一般客も、抽選番号が早い人は、ほとんどファンキーには座りませんでした。
「抽選が悪かったから、ファンキーにでも座るか~」という感じで、ファンキージャグラーは「ハズレジャグラー」の扱いを受けていました。
店側も、一応はファンキーにも高設定を入れているようでしたが、マイジャグ3のようなメイン機種ほどは、力を入れていないように見えました。
そんな中、僕はその店でよくファンキーを打ちました。
なぜならば、ファンキーは人気のない「ハズレジャグラー」扱いなので、朝一の台選びがし放題だったからです。
抽選が悪い番号だった場合でも、目立つ位置、前日の据え置き狙い、特定の台番号狙いなどの台選びが可能でした。
そうやって、僕は狙い台のファンキーを打てていました。
その結果は、一応は勝てていました。ですが、イマイチぱっとしないことが多かったです。
今考えると、あのころ僕が打っていたファンキーは、設定4。良くて設定5だったのだと思います。
そうこうしている内に、グランドオープン後1ヶ月目の記念イベントが行われました。
そのイベントを境に、ファンキージャグラーのシマが突如豹変することになるのです。。
突然豹変したファンキージャグラーのシマ!
新規開店後1ヶ月目のイベントの日は、朝からジャグラーを打ちに行きました。
抽選番号があまり良くなかったので、いつものように、僕はファンキージャグラーを打つことにしました。角2に座りました。
まあ、抽選番号が良ければ、マイジャグ3のシマに行く予定でしたが・・
僕が座ったファンキーは「目立つ位置+前日の据え置きなら高設定+この店の推奨台番末尾」という、かなりのポジションでした。
ファンキーなら、抽選番号が悪くても、このレベルの狙い台が取れました。
強い日なので、朝一ジャグラーは満席スタートです。
専業も多かったです。
鉄火場的な雰囲気の中でスタートした新規開店後1ヶ月目のイベントでしたが、数時間経つと、どうも様子がおかしいことに皆が気づき始めました。
マイジャグ3のシマが全体的にかなり死んでいるのです。
今まで看板ジャグラーとして、たくさんの高設定が投入されていたマイジャグ3のシマです。
こんな強いはずの日に、マイジャグ3のシマが死んでいるのは、明らかに不審な状態でした。
知り合いの専業の予想では、
「新規開店後1ヶ月経ったので、サービス期間も終わって、もう回収が始まったんじゃないか?」
と、いうことでした。
他の客をみても、そういう悲観的な見方から、早目に退散していく姿が見られました。
専業たちが早々に退散していく中、素人のおばちゃんやおじいちゃん客たちが、ファンキージャグラーのシマで意外に出しているように見えました。
僕のファンキーも、それなりにボーナスが引けていたので、様子を見つつファンキーのシマで打ち続けていました。
この時点で、時刻は13:00くらいです。
その後も、ファンキーのシマの良い調子は続きました。
ここから2時間経った、15:00には、ファンキージャグラーのシマのほとんどの台が、1箱以上のコインを確保したお祭り状態に突入しました。
もはや、マイジャグ3のシマに高設定を入れていない代わりに、今まで不遇だったファンキーに高設定を入れているのは火を見るよりも明らかでした。
その日まで、その店ではファンキージャグラーがそこまで出ている場面は一切ありませんでした。
ファンキージャグラーは発売されて間もない時期でした。
ファンキージャグラーがここまで出ている姿は、他のどのパチ屋でも見たことがない人がほとんどだったはずです。
ファンキーのシマの後ろを通り過ぎる人達は、「ファンキージャグラーってこんなに出る台だったの?」と怪訝な顔をして通り過ぎて行く感じでした。
さらに・・
ファンキージャグラーで箱を積んでいる人のほとんどが、おばちゃんやおじいちゃんのような素人客だったのも、通り過ぎる人達には印象的だったのだと思います。
専業(プロ)がヤメていった台で素人がボコ出し
その日、ファンキージャグラーのシマは完全にお祭り状態になっていたのですが、僕の台はイマイチでした。
(後から考えてみると、僕の台は据え置きの設定4か設定5だったのだろうと思います。据え置きの狙い台に座っているのですから、ある意味で狙い通りなのですが・・)
僕の台は置いといて、僕の周りの台は本当に凄かったです。
僕の台は角から2番目の台でしたが、僕の台以外の角台、角から3番目、4番目の台まで、全ての台がBIG出現率1/200前後でフィニッシュしていました。。
REG出現率が1/320程度の台もありましたが、シマ状況から考えると、多分設定6のREGの引き弱です。
おそらく、角、角3角4は設定6だったと思います。ツールでの推測結果もそうなります。
それは、まあ良いのですが、閉店時に角、角3角4を打っていたのが、全て仕事帰りのサラリーマンだったのですよ。。
これは、本当に異例なことです。
僕の専業歴の中でも、ジャグラーのシマが全体高設定や設定6に近い状況で、閉店時に打っているのがサラリーマンという姿は、この時の経験以外には見たことがないです。
僕以外にも、朝一ファンキーのシマに数人は専業がいましたが、早々に全員帰っていってしまっていました。
まあ、「マイジャグ3が死んでいる」→「この店は看板ジャグラーにも設定を入れないくらい回収に入った」という読みがあったから、専業たちの多くは早めに帰ってしまったという事情もあります。
そういう事情もありますが、しかし、ファンキージャグラーは出玉が出ているのに、高設定に見えないジャグラーだといことも大きいです。
僕の周りのファンキーは、夜からボーナスがめちゃめちゃ噴いたこともありますが、BIGは朝からそこそこ引いていました。
ですが、REGは本当に引いてなかったです。
多くの台でREGが高設定っぽい数字になったのは、20:00くらいになってからでした。(僕の台だけはその逆で、前半からREGを多く引いてましたが、BIGが少なかったです。。)
だから、夕方までその店の残った専業も、僕の周りのファンキーには座りませんでした。
そりゃそうですよね。
REGが引けていなくても、BIGを超いっぱい引いているファンキーならツールでの推測設定も良くなると思いますが、BIGが1/200以上とかになったのは夜です。
それまでは、せいぜい設定6程度(1/230)の数値でした。
ファンキーでBIGが設定6くらい、REGが1/350とかでは、まったく高設定とは思えませんよね。。
その結果、専業たちが止めていった高設定のファンキーを、仕事帰りのサラリーマンがボコ噴きさせるという、凄まじい光景になったのです。
まあ、僕はその凄まじい光景の真っただ中で、一人のんびりと「REGが多いから高設定は確定してそうだけど、BIGがあまり引けない台」を打ってました。。
周りが「派手なプレミア演出」で、本当に騒々しかったです。。
僕の台はペカってもREGだから静かでした。。
実践から分かったファンキージャグラー特徴
今回僕が経験した状況から、実践的なファンキーの高設定の特徴はこのようになります。
実践上のファンキージャグラーの高設定の特徴
- 高設定だと分かりにくい
- 高設定でも(設定6でも)REGが引けない場合が多々ある
- 設定5・設定6の機械割はかなり高い
- ぶどう確率にあまり差がない
ファンキージャグラーは北電子が詳細な解析情報を発表していないジャグラーです。
ですが、発表している範囲(ボーナス確率・ホール機械割)では、上記の内容とおおよそ一致します。
BIG | REG | 合算 | |
設定1 | 1/275 | 1/452 | 1/171 |
設定2 | 1/272 | 1/407 | 1/163 |
設定3 | 1/267 | 1/372 | 1/156 |
設定4 | 1/260 | 1/336 | 1/147 |
設定5 | 1/253 | 1/302 | 1/137 |
設定6 | 1/232 | 1/275 | 1/126 |
高設定域のREG確率は、ジャグラーシリーズの高設定にしては、かなり低い数値になっています。
設定4で1/336って、相当低いREG確率ですよ。。
なので、高設定なのにREGが引けない状況が多くなります。
高設定域のBIG確率は良好ですが、そもそも、低設定域のBIG確率も高いという。。
ファンキージャグラーは、かなり設定判別しにくいジャグラーだと言えます。
また、正確な機械割(チェリー狙い時や完全小役取得時の小数点以下までの数値)は不明なものの、北電子発表のホール機械割(ホール側に目安として提供する機械割。目押しができない客なども含む数値)では、ファンキーはマイジャグに近い数値になっています。
マイジャグラー3 | ファンキージャグラー | |
設定1 | 95.7% | 97.0% |
設定2 | 97.9% | 98.2% |
設定3 | 99.9% | 99.8% |
設定4 | 102.8% | 102.0% |
設定5 | 105.3% | 104.3% |
設定6 | 109.4% | 109.0% |
かなりマイジャグに近い各設定の機械割だと言えます。
なので、ファンキーの高設定域の機械割は相当高いと予想されます。
特に設定6は、マイジャグにわずか0.4%の差に迫ってます。
マイジャグの設定6は、スロマガのシミュレーションだと、チェリー狙いで111.6%です。
ファンキーの設定6も、それと近い数値になるはずです。
僕は、冒頭のグランドオープン1ヶ月目のイベントで、身をもってファンキーの設定6の機械割の高さを知りました。
僕以外の僕の周りの台でですが・・
2018年以降ファンキージャグラーはどう攻めるべきか
冒頭の僕の経験したファンキーボコ出しイベントは、かなり特殊な例です。
そもそも、ファンキー発売当初の話です。
2018年現在、ファンキージャグラーは、他のジャグラーより優遇されていません。
本来の色物ジャグラーの姿になっています。(失礼)
では、これからファンキージャグラーを打つ場合は、どう攻めるべきか?
実践上から分かったの高設定の特徴を考慮して、ファンキーの最適な立ち回り方を考えてみました。
まず、先ほどのファンキージャグラーの機械割率表を、もう一度ご覧ください。
マイジャグラー3 | ファンキージャグラー | |
設定1 | 95.7% | 97.0% |
設定2 | 97.9% | 98.2% |
設定3 | 99.9% | 99.8% |
設定4 | 102.8% | 102.0% |
設定5 | 105.3% | 104.3% |
設定6 | 109.4% | 109.0% |
設定1と設定2で、マイジャグラー3よりもファンキージャグラーの機械割の方が高くなっているのが分かります。
特に設定1では、1.3%と大きな差がついています。
これは、ファンキージャグラーは設定1でも、あまり店の黒字にならないジャグラーだということです。
残念ならが、店が黒字を出しにくい機種は、高設定が入りにくい機種です。
また、ファンキーは設定台数もマイジャグやアイム、ゴージャグなどの有名どころのジャグラーに比べると少ないです。
その意味でも、ファンキーは高設定が入りにくいジャグラーだと言えます。
なので、ファンキーを攻める第一の条件として、その店で過去にファンキーの高設定を使っていることを確認するべきです。
「ファンキーのシマは万年設定1」という店もあるかもしれません。
過去に1度でも、ファンキーのシマで高設定らしき台を見たことのある店で打つべきです。
あと、ファンキーで高設定を狙うのならば、ファンキーの設置台数が多い店にすべきです。
台数が多ければ、店側はファンキーのシマを「死にシマ」にはできません。
なので、最低限度の高設定は入れてくる可能性が高いです。
まとめると、なるべくファンキーの設置台数が多く、過去に高設定らしき台を見たことがある店で打つ、ということです。
さらにもう一つ重要なファンキー立ち回りの要素があります。
ファンキーのボーナス確率表をもう一度ご覧ください。
BIG | REG | 合算 | |
設定1 | 1/275 | 1/452 | 1/171 |
設定2 | 1/272 | 1/407 | 1/163 |
設定3 | 1/267 | 1/372 | 1/156 |
設定4 | 1/260 | 1/336 | 1/147 |
設定5 | 1/253 | 1/302 | 1/137 |
設定6 | 1/232 | 1/275 | 1/126 |
ファンキーはREG確率が全体的に悪いのですが、特に設定1のREG確率がとびぬけて悪いです。
このことにより、ある程度以上REGを引いている台は、設定1の可能性が低くなると言えます。
そして、ファンキーは設定1でも機械割があまり低くないジャグラーなので、設定2や設定3はあまり使われないと予想されます。
つまり・・・
少し強引な結論になりますが・・・
ファンキーのシマに、ある程度以上の回転数である程度以上REGを引いている台があったとすれば、それは設定4以上の可能性が高いと言えるのです。
その実証として、僕の立ち回りの範囲では、ファンキーのシマで「この台は高設定なんじゃないか?」と言えるくらいのREG回数が付いている台を見ることは、本当に稀です。
高設定があまり使われないジャグラーだから、高設定らしき台もあまり見かけないのです。
非常に嫌な証拠ですが、証拠能力はそれなりにあるかと思います。。
逆に言えば、ファンキーは例えばREGを3000回転で10回以上引いているような台は、設定4以上ある可能性がかなり高いわけです。
設定推測ツールを使って推測した数値よりも、実践的な結論として、上記のような場合は設定4以上の可能性が高い、と言えます。
そういったチャンスのある台がめったに無いからこそ、あった時はチャンスだと言えるのです。
さらに。
例えば、3000回転でBIG12回・REG10回で閉店をむかえた場合、その台の据え置き狙いをしてみるのが面白いかもしれません。
現在のホールのジャグラーでは、据え置き狙いはなかなか難しいです。
ですが、ファンキージャグラーには、据え置き狙いに適している要素が多いです。
「高設定が分かりにくい」「設定1の機械割が高く設定2~3が入りづらい」「色物要素があり頻繁に設定が変更されない可能性がある」
などなど。。
また、ファンキージャグラーは設定変更時の朝一のガックンがとても見分けにくい筐体です。
そのことも「据え置きでもバレないや」と店側が思って、そのまんまの据え置きにされる要素の一つになります。
以上の理由から、ファンキーは据え置きが良いかもしれません。
完全な据え置き狙いをしなくても、「なるべく前日のデータが良い台」を打つ、ライト据え置き狙いでもいいと思います。
ファンキージャグラー・まとめ
ファンキージャグラーの特徴は、「高設定の機械割が高い」「高設定でもREG確率があまり高くない」「設定1でも機械割があまり低くない」「設定1のREG確率が極端に低い」「色物ジャグラー的な扱い」などです。
ファンキーは、ジャグラーシリーズの中では高設定が入りにくいジャグラーだと言えます。
ですが、ファンキーを多台数設定している店では、今でも高設定をつかめる可能性はあります。
その場合、全力で設定1を回避すれば、設定2や設定3を飛び越して、高設定をつかめる可能性が高いです。
ファンキージャグラーは、ジャグラーシリーズの中では勝ちにくい機種です。
ですが、ジャグラーシリーズ自体が勝ちやすい台なので、ファンキーでも勝つことは可能ではあります。
ジャグラーシリーズの中で勝ちやすい機種はどれなのかに関しては、こちらにまとめていますので、興味のある方はご覧ください。
ジャグラーでプロがおすすめする機種は?
[…] ファンキージャグラーの設定6に挟まれた話-ファンキージャグラーの設定… […]